10月23日のきょうの料理は、精進料理教室を主宰しているという吉村昇洋さんの禅寺ごはん。今回は旬のキノコを使った精進料理を紹介してくれました。
「きのこのゼリー寄せ」はえのき茸のカサを、椎茸と昆布だしで固めた見た目も楽しいゼリー寄せ。寒天ではなくて、アガーを使っているので透明に綺麗に仕上がります。
きのこのゼリー寄せの材料(容量30mlのゼリー型4個分)
- えのき茸(7g)・・カサの部分のみ
- オクラ(1/2本分)
- 黄パプリカ(10g)
- 椎茸出汁(大さじ2)・・下記参照
- 昆布だし(大さじ6)
- アガー(3g)・・粉末
- 青じそ(4枚)
- 酒(小さじ2)
- 塩(ひとつまみ)
- 薄口醤油(小さじ1/2)
椎茸出汁の作り方(1.2リットル分)
- ボウルに干し椎茸(3枚分)を入れ、ひたひたにぬるま湯を加えます。
- 10〜20分間おき、つけ汁を捨てます。
- 水1. 2リットルを足し、冷蔵庫で12時間おきます。冷蔵庫で3日間保存可能です。
きのこのゼリー寄せの作り方
- パプリカ(10g)は食べやすい長さに切り、薄切りにします。オクラ(1/2本)は小口切りにします。
- 小鍋に椎茸出汁(大さじ2)、昆布だし(大さじ6)を入れて混ぜて大さじ1を取り分けます。小さな器にアガー(3g)を入れ、とりわけた出汁でよく溶き混ぜます。
- 2の小鍋に酒(小さじ2)を加え、中火で1分間ほど煮たてます。
- えのき、オクラ、パプリカを加え、少し煮てから火を止めて、塩(ひとつまみ)、薄口醤油(小さじ1/2)を加え、味を調えます。
- 2のアガーを4に加え、弱火で溶かします。
- ゼリー型に流し入れて、常温で1時間ほど置いて固めます。
- 器に青じそを敷き、型から外して盛り付けて完成です。
感想
とても綺麗な色のゼリーに仕上がりましたね。アガーというのは初めて知りましたが、海藻抽出物などを原料とした植物性のゲル化剤だそうですよ。