３月１２日のグレーテルのかまどでは、西郷隆盛が愛したという鹿児島の純白の伝統菓子「かるかん」を作ります。
薩摩藩の下級藩士の家に生まれながら、時の藩主「島津斉彬」に取り立てられ、倒幕に重要な役割を果たした西郷隆盛は、身長180センチ、体重100キロ超という大きな体で、甘いものが大好物でした。特に「かるかん饅頭」は出されただけ食べたそうですよ。
西郷隆盛のかるかんの材料
※かるかん 4個分、かるかんまんじゅう 6個分
- すり芋 100g 今回は長芋を使用
- グラニュー糖 150g
- 水 75g
- 上新粉 95g
- こしあん 72g（1個12ｇ）
飾り用
- 色粉（ピンク） 適量 液体のもの
西郷隆盛のかるかんの作り方
かるかんを蒸す型枠を作る
- 牛乳パックを3cm幅で輪切りにします。
- 内側にラップを敷きこみます。
かるかんの作り方
- 芋を洗い、包丁の背で皮をむく。その際、ヒゲやくぼんだ黒い部分を丁寧に取り除く。※水道の水を流しながら作業すると皮が残らずやりやすい。
- 芋をおろし器に軽く押しあて、大きく円を描くようにすりおろす。※力を入れると芋の大きなかけらが入ってしまうので注意。
- グラニュー糖を3回に分けて加え、混ぜる。
- 水を一気に加え、コシを保つよう、ゆっくり混ぜる。※最初のうちは水と芋がなじまないが、ここで早く混ぜるとコシがなくなってしまう。なじむまで一定のペースを守るのがポイント。
- 上新粉を一気に加え、練らないように混ぜる。生地をすくい上げて、ダマがないか確認する。
- 蒸し器にクッキングシートを敷き、あらかじめ輪切りにし、ラップを敷いておいた牛乳パックを並べる。
- 5の生地を牛乳パックの7分目（1個あたり 75g）まで注ぐ。
- 蒸し器で20分蒸す。蒸し上がり後、ラップの端を持ち上げて型から出し、粗熱を取る。
かるかん饅頭の作り方
- ビニール袋にかるかんの生地を入れ、その角を直径5mmほどに切り落とし、絞り袋にする。
- 生地を絞り、おちょこに10gほど（ティースプーン1杯 ほど）入れる。
- 約4～5分間蒸す。
- 蒸している間にこしあんを丸めておく。
- 3が蒸しあがったら、その上に丸めたこし あんを入れ、こしあんを包むように生地を絞る。※すき間ができないように生地を入れること。
- 蒸し器に入れ、底を軽く打ちつけて生地の空気を抜く。20分蒸す。
- 蒸しあがったら器に入れたまま粗熱を取り、冷めたら型から取り出し、完成。
- 飾りをつける場合は、色粉を綿棒やつまようじにつけ、好きな模様を描く。