12月1日(木)のきょうの料理はわかりやすい語り口で人気の料理研究家「土井善晴先生」がかきの入った薄味の煮浸し「かき大根」のレシピを紹介。
大根を千六本にに切ってかきと火の通りをそろえて煮あげます。薄味ですっきり美味しく仕上げるにはかきの丁寧な下ごしらえが必要です。
大根おろしの中でかきを入れてかき混ぜるとびっくりするほど汚れが落ちます。そのかきを煮立ったところに入れた途端に煮汁が美味しくなる「かき大根」。寒いこの時期にホッとする一品です!
かき大根の材料(2人分)
- かき(加熱用 120g)
- 大根(200g)
- 大根おろし(カップ1)
- 二番出汁(カップ1)・・下記参照
- ゆずの皮(千切り 適量)
- 七味唐辛子(適量)
- 薄口醤油(大さじ1)
二番出汁の材料と作り方(作りやすい分量)
- 昆布(8cm四方 1枚)
- 削り節(20g)
- 鍋に水カップ5と昆布(8cm四方 1枚)、削り節(20g)を入れて中火にかけゆっくりと煮立てます。
- アクが出れば取り除き固く絞った濡れ布巾をざるに広げてこし、昆布を除きギュッと絞ります。※家庭では昆布と削り節を水から煮立て旨味を強く引き出したものを二番出汁と言います。
かき大根の作り方
- 大根おろし(カップ1)の中にかき(120g)を入れてかき混ぜ、ひだの間の汚れをとります。水洗いして大根おろしを落としざるにあげます。※かきフライなど普段の調理では塩水で洗う程度で十分ですが、薄味で煮る場合は大根おろしで洗います。
- 大根(200g)は皮をむき、千六本(4〜5cmの長さで2mm角ほどの太さ)に切ります。
- 鍋に二番出汁(カップ1)、大根をいれ中火にかけます。
- 煮立ったら薄口醤油(大さじ1)を加え、かきを入れます。アクが出れば取り除き、かきに火を通します。かきは芯が熱くなるまで火を通すことで、すっきりといただけます。
- 器にかきと大根を盛り、煮汁をたっぷり注いで柚子の皮(適量)をのせます。お好みで七味唐辛子をふります。
感想
ホッとするような味のかき大根ですね。疲れた時にも優しい味に癒されます!