11月26日のグレーテルのかまどでは、美しい映像で高い評価を受けた映画「グランド・ブダペスト・ホテル」オリジナルのお菓子「コーティザン・オ・ショコラ」を作りました。
映画の中で登場するオリジナルのお菓子が、華やかな糖衣をまとった三段重ねでパステルカラーのシュー菓子「コーティザン・オ・ショコラ」です。このお菓子にこめられたメッセージとは。
目次
グランドブダペストホテルのコーティザン・オ・ショコラの材料
3段重ねのシュークリーム 4コ分
<シュー生地>
- 牛乳 100g
- バター 60g 食塩不使用のもの
- グラニュー糖 5g
- 塩 1g
- 小麦粉 60g
- 卵 約100g Mサイズ2個分
<チョコクリーム>
- 牛乳(チョコレートを溶かす分) 250g
- ビターチョコレート 50g
- ココアパウダー 25g
- 牛乳(コーンスターチを溶く分) 150g
- グラニュー糖 90g
- コーンスターチ 40g
- バター 15g
- ブランデー 15g
<アイシング(うす紫)>
- 粉砂糖 200g
- 牛乳 32g
- 液体色粉(青、赤) 適量(青1:赤1)
<アイシング(うす緑)>
- 粉砂糖 100g
- 牛乳 16g
- 液体色粉(青、黄) 適量(青1:黄2)
<アイシング(ピンク)>
- 粉砂糖 100g
- 牛乳 16g
- 液体色粉(赤) 適量
<アイシング(水色)>
- 粉砂糖 100g
- 牛乳 30g
- 液体色粉(青) 適量
<パイピング用チョコレート(白)>
- ホワイトチョコレート 200g
- 砂糖(シロップ用) 50g
- 水(シロップ用) 50g
<仕上げ用>
- 皮付きアーモンド(ロースト) 4粒
グランドブダペストホテルのコーティザン・オ・ショコラの作り方
準備
- 小麦粉はふるっておく
- オーブンを200℃に温めておく
- 天板2枚に薄くバターを塗っておく
- パイピング用の砂糖50gと水50gを沸騰させてシロップを作っておく
シュー生地を作る
- 鍋に牛乳、バター、グラニュー糖、塩を入れ、火にかけて沸騰させる。
- 火を止めてふるった小麦粉を一気に加え、表面がなめらかになるまでまとめる。
- ボウルに移して、溶いた卵を数回に分けて加え、固さを調節する。(ツヤが出て、木杓子ですくうとまとまって落ちるくらいの固さ)シュー生地のでき上がり。
- 小麦粉で一枚目の天板に6cmと4cmの目印を4つずつ付けておく。二枚目は3cmの目印を4つ付けておく。※丸い抜き型に小麦粉をつけると簡単にできます。
- 3のシュー生地を直径13mmの口金をつけた絞り出し袋に入れ、各目印の大きさに絞る。口金の高さを2cmほどに保ち、生地が厚くなりすぎないように。
- 霧吹きで水をかけ、指で絞ったあとをならして形を整え、200℃のオーブンに入れる。
- 膨らんで色づき始めたら180℃に下げて、合わせて約30分間焼く。
- 焼き上がりの目安は、シュー生地の表面の亀裂に焼き色がついていて、持つと見た目より軽い状態が確認出来ればよい。オーブンから取り出し、常温で冷ます。
チョコクリームを作る
- コーンスターチ、グラニュー糖を混ぜ合わせたボウルに冷たい牛乳150gを混ぜ、溶いておく。
- 鍋で牛乳250gをあたため、そこにココアパウダー、ビターチョコレートを入れて溶かす。泡だて器で混ぜながら沸騰直前まで温める。
- 1を泡だて器で混ぜながら加え、沸騰させる。※底からしっかり混ぜ、焦げつきに注意する。
- 沸騰したら火を止めてバターとブランデーを混ぜる。
- 清潔なボウルに移して、氷にあてて混ぜながら一気に 冷やす。冷えてなめらかな状態になれば氷から外す。
アイシングを作る(4種類)
- 粉砂糖に牛乳を加え、泡だて器で混ぜる。うす紫、うす緑、ピンク、水色の4色作る。色粉はごく少量ずつ加えて色を調整する。
- 固さの調節は分量外の粉砂糖と牛乳で行う。
パイピング用のチョコレートを作る
- ホワイトチョコレートをボウルに入れ、湯せんにかけて約40℃に溶かす。
- 事前に準備しておいた常温のシロップを少量ずつ入れ、へらなどで混ぜる。線が書ける固さになるまでシロップで調整する。
組み上げ、仕上げ
- 竹串などで焼き上がったシュー生地の裏に穴をあけ、絞り袋に入れたチョコクリームを絞る。
- うす紫、うす緑、ピンクのアイシングを使用して、シュー生地の表面をコーティングしていく。つけすぎたアイシングは適宜ゆびで落とす。
- 後にシューを重ねる時、隠れない位置にパイピング用の白チョコレートで模様を描く。
- のり代わりに水色のアイシングをシュー生地を重ねる部分に絞り、6cm、4cm、3cmの順に重ねる。
- 一番上に水色のアイシングを絞り、アーモンドをのせて完成です。