1月9日(月)放送の「グレーテルのかまど」では、叫ぶ詩人の会のドリアン助川さんの小説「あん」に登場するどら焼きを作ります。
20年くらい前にニッポン放送でやっていたドリアン助川さんのラジオは、わたしも大好きで毎週楽しみにしていました。とにかく、ものすごくいい声をしているんです。
知らないうちにバンドは解散し、小説を書いていたりしたんですね。そして再起のきっかけになったというドリアンさんにとって大切な「どら焼き」のレシピです。
ドリアン助川のどら焼きの材料
※約12個分(直径約8.5㎝で約24枚分)
- 卵(180g= Lサイズ3個分)
- 上白糖(180g)
- はちみつ(20g)
- みりん(10ml)
- 重曹(2g)
- 水(40ml)
- 薄力粉(200g)
- 水(適量)※硬さ調整用
<粒あんの材料>
- 小豆(300g)
- グラニュー糖(382g)
- 水(180ml)
- 水あめ(44g)
ドリアン助川のどら焼きの作り方
- 小豆を一晩(8時間前後)、たっぷりの水(小豆の量の4倍以上)につけておきます。
- つけた小豆をザルにあけて水をかけ、薄力粉をふるっておきます。
- 鍋に小豆と水(800ml)を入れて火にかけ、沸騰したら中火にします。
- 豆がいくつか浮いてきたら煮汁を半量ほど流し、水を加えて水温を約50℃に下げます。
- 再度沸騰させたら中火で5分ほど煮ます。煮汁の色が茶色になり、豆が全体に膨らんだらOKです。 ザルにあけて煮汁を流し、お湯をかけます。
- 鍋に50℃以上のお湯(800ml)と小豆を入れ、落とし蓋をして再び火にかけます。
- 沸騰したら弱火にし、少し隙間をあけて蓋をし、コトコトと50~60分煮込みます。※皮が硬いようなら重曹1gを入れて煮込みます。芯まで軟らかく煮えたら、完全に蓋をして5~10分蒸らします。
- 蛇口から細く静かに水を注ぎ、透明になるまで続けます。
- ボウルにのせたざるにあけて粒生あんの出来上がりです。※ボウルの底に溜まったこしあんは、上水を切って粒生あんに戻します。
- 鍋に水とグラニュー糖を入れて、煮溶かします。
- 粒生あんを入れ、全体に沸騰したら火を止めて蓋をし、2時間以上休ませます。※加熱中、鍋のまわりから沸騰するので、時々へらをそっと入れて小豆を動かし、全体を均一に沸騰させます。
- 再度加熱し、沸騰したら中火にして煮詰めていく。※へらは鍋底に押しつけて、小豆をつぶさないようゆっくり前後に動かします。
- とろみがついてきたら水あめを入れ、混ざったら火を止めます。バットに流し込んだら粒あんの出来上がりです。※硬さは、すくって落としたあんがゆっくり平らになる程度です。
- ボウルに卵を入れ、ホイッパーで切るようにほぐします。※卵黄の固まりが残らないようにします。
- 上白糖を加えて、少し色が白っぽくなる程度に軽めにすり混ぜます。※泡立てすぎると焼く時に火通りが悪くなるので注意です。
- みりんで溶いたはちみつと、水で溶いた重曹を入れてよく混ぜ合わせます。
- 薄力粉を加え、ホイッパーで手早くさっくり大きく混ぜ合わせます。※粉の粘りが出ると膨らみが悪くなるので混ぜ過ぎないようにします。
- 約30分寝かせます。※材料同士がなじんで美味しくなります。
- ホットプレートを170℃に設定して加熱しておきます。水で生地の硬さを、ホットケーキよりやわらかめになるよう調整します。
- どらサジ(またはおたま等)で生地を直径8㎝位に流し入れます。その後、9㎝位に広がります。
- 表面全体に泡が浮いてきたら、ひっくり返し裏焼きをします。
- 30秒ほど焼いたらワックスペーパーなどの上に取って冷まします。
- 皮が冷めたら、スプーンで粒あんを盛りつけます。皮を合わせて軽く押さえれば出来上がりです。
感想
完成したどら焼きはラップに包み、1日経つとしっとりとなるので食べ頃だそうです。作ってから3日以内に食べきりましょう。それにしてもどら焼きは作るのがなかなかに大変ですね。