12月2日(月)の「グレーテルのかまど」は、今も世界で広く読み継がれる『アンネの日記』でアンネが隠れ家で作った創作童話の中の「フルーツタルト」をヘンゼルがイチゴたっぷりに作ります。
ナチスによるユダヤ人迫害から逃れる日々の記録には、クリスマスなどでごくまれに味わえるスイーツの喜びもつづられていました。そんなアンネは、童話の中でお菓子を分かち合うことの意味を問いかけます。
フルーツタルトの材料(直径20cmのタルト型1台分)
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薄力粉(250g)
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塩(5g)
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グラニュー糖(15g)
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バター(40g)
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卵(1個)
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牛乳(50ml)
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インスタントドライイースト(5g)
- パン粉(30g)
- 塗り卵(適量)
- アーモンドスライス(適量)
- 粉砂糖(適量)・・デコレーション用
フィリング
- イチゴ(550g)・・生
- 冷凍フランボワーズ(170g)・・生でも可
- 冷凍ブルーベリー(80g)・・生でも可
- グラニュー糖(240g)
- レモン汁(10ml)
- ペクチン(8g)
- グラニュー糖(8g)・・ペクチンと混ぜる分
下準備
- フィリングのフルーツとグラニュー糖を合わせ、3~4時間置いておく
- 薄力粉をふるっておく
- オーブンを190℃に温めておく
- バターは常温にしておく
- タルト型にバターを塗っておく
- パン粉はフライパンで焼き色がつく程度に煎っておく
- ペクチンとグラニュー糖をよく混ぜ合わせておく
フルーツタルトの作り方
- ボウルに薄力粉、塩、グラニュー糖、バターを入れる。
- 卵をよく溶きほぐす。牛乳を人肌くらいに温め、イーストを加えてよく混ぜる。
- 1のボウルに2を加えて手で混ぜる。ムラなく混ざってきたらまとめて軽く練る。
- しっとりとまとまりがよくなったら、ラップをして30分休ませる
- フィリングを作ります。フルーツとグラニュー糖を合わせておいたものを厚手の鍋に入れ、レモン汁を加え火にかける。
- アクが出てきたらしっかりと取り、ペクチンとグラニュー糖を混ぜたものを加えながら混ぜる。液体にとろみがつくまで混ぜながら加熱する。イチゴを崩さないように注意すること。
- バットに移して冷ます。
- 休ませた生地を3分の1と3分の2に分ける。3分の2の生地を直径28㎝に丸くめん棒でのばす。3分の1の生地は25㎝×18㎝くらいの四角にのばす。
- 3分の2の方をタルト型に敷き込む。はみ出している生地はそのままにしておく。
- フォークで空気穴をあけ、煎ったパン粉を底に敷く。(パン粉を敷くことで余計な水分をすってくれる。)その上にフィリングを詰める。形が崩れていない果実をなるべく入れ、詰めすぎないように注意する。ふちにはけで水を塗る。
- 3分の1の方の生地を、幅1㎝の帯状にパイカッターで切り、格子状にのせる。
- めん棒をタルト型のふちに斜めにあててぐるりと一周させ、生地を密着させながらあまりの生地を切り取る。格子状の生地に筆で溶き卵を塗る。アーモンドスライスを飾る
- 190℃のオーブンに入れて約30分焼く。焼き上がったら型からはずし、ケーキクーラーにのせて冷ます。
- 粉砂糖をふる。
- 冷暗所もしくは冷蔵庫で保存し、なるべく早めにお召し上がりください
感想
アンネ・フランクの話は誰もが知っている悲しい話ですね。戦争で苦しい中でも自分の好きなタルトを思い浮かべて書いた物語は、アンネの生きる希望だったかもしれません。