1月13日(月)の「グレーテルのかまど」は、「ふるさとは遠きにありて…」の詩で知られる室生犀星さん。その生い立ちや、ようかん愛にあふれる作品の数々など、無類のようかん好きだった詩人のエピソードをひもときます。
金沢に生まれ、生後すぐに養子に出された室生犀星。大正から昭和にかけて数多くの詩や小説を生み出した犀星が、なにより好んだのがようかんでした。今回はヘンゼルが犀星の故郷の小豆を使って、特別なようかんを作り上げます。
室生犀星のようかんの材料(10個分)
小豆の蜜漬け
- 能登大納言小豆(100g)
- 水(200ml)
- グラニュー糖(200g)
ようかん
- 糸寒天(7. 5g)
- 水(500ml)
- グラニュー糖(300g)
- 小豆こしあん(450g)
- 小豆の蜜漬け(150g)
下準備
- 小豆は水洗いしておく
- 糸寒天は一晩水に漬けておく
- 分量の水にグラニュー糖を煮溶かし、蜜を作っておく
室生犀星のようかんの作り方
- 小倉の蜜漬けを作ります。小豆(100g)とたっぷりの水(分量外)を鍋に入れ、強火にかけます。
- 沸騰し、小豆を引き上げてみてしわが寄ってきたら、さし水(びっくり水)をします。その後沸騰したら、もう一度さし水をします。
- 再度沸騰してきたら、小豆の状態を確認する。全体の8割~9割が膨らんだら、ゆで汁を捨て(渋きり)、小豆の表面を水でそっと洗い流します。
- 鍋に小豆を戻し、たっぷりの水を入れ、やわらかくなるまで煮ます。皮が破れたり煮崩れないよう、落し蓋をしてコトコトと弱火でおよそ1時間煮ます。
- ひと粒とりだし、指で簡単につぶせたらゆであがりです。引き上げて、蜜に入れてひと煮たちさせ、冷ましながら一晩漬けておきます。
- 小倉ようかんを作ります。鍋に分量の水(500ml)と水けをきった寒天(7.5g)を入れ、沸騰させて寒天を完全に煮溶かします。
- 寒天が完全に溶けたらグラニュー糖(300g)を加え、再度沸騰させます。
- グラニュー糖が溶けたら、さらしでこして絞り、不純物を取り除きます。
- 火にかけ、沸騰したら小豆こしあん(450g)を加えます。
- 焦げないように木じゃくしで混ぜながら練ります。すくい上げたとき2~3mmの厚みで流れるぐらいの濃度になったら、蜜をきった小豆の蜜漬け(150g)を加え、火からはずします。
- 鍋を氷水にあて、混ぜながら少しとろみがつくまで粗熱をとります。
- 準備した流し缶に流し、常温において、完全に固めます。
- 好みの大きさに切ります。
- 一晩常温で保存した方が味がなじみ、固さも安定しておいしくいただけます。密閉容器に入れて保存。 作ってから一週間ほど、おいしくいただけます。
感想
とっても美味しそうですね。ようかん自宅で作るととっても美味しいですね。1年を通して美味しく食べれる和菓子ですね。