9月21日(月)の「グレーテルのかまど」は、ふわふわの揚げ菓子、「ぺ・ド・ノンヌ」、「修道女のおなら」を意味するこのお菓子を紹介します。
19世紀末、ベルエポックの画家トゥールーズ・ロートレックの人生の味は、修道女がおならをした拍子に生地を油に落として生まれたという、「ペ・ド・ノンヌ」。芸術を愛し、酒と美食を愛した、世紀末の画家ロートレックが愛した素朴な揚げ菓子は、ラム酒とレモンの風味がアクセントになります。ヘンゼルはロートレックにささげるラム酒とスパイスのペ・ド・ノンヌ作りに挑戦します。
ペ・ド・ノンヌの材料(直径2cm50個程度)
- 揚げ油(適量)
ラム酒生地
- 水(125ml)
- 無塩バター(25g)
- グラニュー糖(5g)
- 塩(1g)
- 薄力粉(63g)
- 全卵(50g)
- レモンの皮(1/2個)
- オレンジの皮(1/2個)
- レモンエッセンス(5滴)
- オレンジエッセンス(5滴)
- ラム酒(30ml)
- グラニュー糖(適量)・・仕上げ用
スパイス風味の生地
- 牛乳(125ml)
- 無塩バター(25g)
- グラニュー糖(5g)
- 塩(1g)
- 薄力粉(63g)
- 全卵(75g)
- ナツメグ(0.2g)
- シナモンパウダー(適量)
- カルダモンパウダー(0.1g)
- グラニュー糖(適量)・・仕上げ用
- ナツメグ(適量)・・仕上げ用
- パプリカパウダー(適量)・・仕上げ用
下準備
- 粉をふるっておく
- レモンとオレンジを洗い、表皮をけずっておく
ペ・ド・ノンヌの作り方
- ラム酒風味の生地を作ります。鍋に水、バター、グラニュー糖、塩、レモンの皮、オレンジの皮を入れ、弱火にかける。水が沸騰する前に、バターを溶かす。
- 沸騰したら火を止めてふるった粉を入れ、へらでひと塊になるまで混ぜる。
- 中火にかけ、生地に再度熱を加える。なべ底に薄くオブラート状の生地の膜ができるのを目安にする。
- ボウルに生地を入れ、全卵を数回に分けて入れ、混ぜる。へらで生地を細かく切り、生地の表面積を増やすようにしながら混ぜるとなじみやすい。
- 2種類のエッセンスとラム酒を加え、混ぜる。
- 生地を絞り袋に入れる
- 160℃の油で揚げる。絞り袋から生地をしぼり、適当な長さでスパチュラで切り落とす。スパチュラに油をつけながら切ると生地がつかない。油でぬらした2本のスプーンで生地をまとめてもよい
- 生地がきつね色になるまで揚げる。 余分な油をとり、熱いうちにグラニュー糖をまぶす。
- スパイス風味の生地は、鍋に牛乳、バター、グラニュー糖、塩を入れ、弱火にかける。牛乳が沸騰する前に、バターを溶かす。 作業2の時にスパイス風味は、粉と同時にスパイスも加える。以下は作業7まで同じ手順で作り、8の手順の時に、お好みでグラニュー糖にもスパイスを加える。パプリカは色を楽しむため、最後に振りかけるのがおすすめです。
感想
食べることはやっぱり自分を元気にしてくれますね。自分の人生を豊かにするためにもお友達に料理を振る舞ったり、考えたり。とっても素敵です。