3月15日(月)の「グレーテルのかまど」は、アニメ化され、世界160の国と地域で放映されている漫画「舞妓さんちのまかないさん」から。
毎回おいしい料理が登場する中で、青森出身の主人公キヨがおさななじみの舞妓すみれのために作るのが、「あずきばっと」。「あずきばっと」は、うどん(きしめん)におしるこをかけたもの。八戸の郷土料理として親しまれています。ふつうはあったかいうちに食べるものをあえて冷やして作ったその理由をひもときます。
あずきばっとの材料(4人分)
うどん生地
- 中力粉(300g)
- 塩(14g)
- 水(140ml)
- 薄力粉(適量)・・打ち粉用
あずき粒あん
- あずき(250g)
- グラニュー糖(270g)
- 水(10ml)
下準備
- 中力粉をふるっておく
- 水と塩をあわせ、濃度10%の塩水を作る
あずきばっとの作り方
- ボウルに中力粉を入れ、塩水を加える。
- 指をたて、円を描くように混ぜる。粉が残らないように注意し、全体の色が黄色っぽいそぼろ状になるようにする
- 全体に水がまわったら、手のひらで前に押し出すように練る。
- 少しずつまとめ、ひとかたまりにする。ポリ袋に包み、30分ほど休ませる。
- ポリ袋に入った生地を軽く踏み、平らにする。中心にかかとを合わせ、少しずつ回転しながら踏む。5mm程度の均一な厚みにする。
- 生地を取り出し、まわりの端から1/3を折り込みながら丸める。
- 5と6をもう一度行い、ポリ袋に入れて30分ほど休ませる。
- 生地を平らにし、打ち粉をしながら、30×40cm、厚さ3mm程度の四角形に延ばす。(手を握った形で麺棒を転がすと、指を巻き込まず、力を加えやすい。)
- 半分に切り、打ち粉をして重ね、1.5cm幅に切る。麺をほぐし、切った断面に打ち粉をまぶす
- 余分な打ち粉をとった麺をたっぷりのお湯に入れ、約11分ゆでる。1本取り出して水につけて食べてみる。
- ざるにあけ、流水の中でぬめりをとる。水気をよくきる。
- 再び熱湯に入れ、麺を温める。
- あずきを作ります。小豆を水洗いし、倍量の水をいれ、強火にかけて沸騰させる。
- 表面にしわがよったら、差し水をし、温度を50℃以下にする。再度沸騰させ、乾燥時の2~ 2.5 倍大に膨張させる。
- ざるにあけてゆで汁を捨て、水をかけて表面についた渋を洗い流す。
- 鍋に15 の小豆と倍量の水を入れ、火にかける。
- 沸騰するまでは強火、沸騰したら弱火にする。ゆで汁が少なくなったら水を加え、豆が常にゆで汁の中にある状態でゆでる。
- 指で簡単につぶれるくらいやわらかくなるまでゆでる。水の入ったボウルにあける。
- つぶさないように軽く混ぜ、しばらくおいて沈殿させる。
- 静かに上水を捨て、水の入ったボウルに静かに移す。上水が半透明になるまで繰り返す。
- 上水を捨て、さらしで受けて粒がつぶれないように軽く水気をきる。(ゆで小豆の出来上がり)
- 鍋にゆで小豆、グラニュー糖、水を入れ、火にかける
- 豆をつぶさないように混ぜながら沸騰させる。
- あくを取り除きながら煮詰める。
- 器にうどんを入れ、小豆つぶあんをかけていただきます。
感想
毎年、青森に旅行に行きますが、あずきばっと知らなかったです。あずきも作って、うどんも作って、なんともとっても贅沢ですね。