4月5日(月)放送の「グレーテルのかまど」は「映像の魔術師」と呼ばれた映画作家、大林宣彦さんが撮影や編集の合間によく食べていたという「桜あんぱん」を作りました。
「時をかける少女」をはじめ、数多くの革新的な映画を作り続けた映画作家、大林宣彦監督。制作現場にいつも寄り添ってきたのが、桜の葉で包んだ桜あんぱんと、妻でプロデューサーの恭子さんでした。二人が通った大学の近くのパン工場で、いつもいいにおいを漂わせていたあんぱんは、初期の作品にも登場。監督の編集室や現場にも欠かせないスイーツだったんだそうですよ。
大林宣彦の桜あんぱんの材料(16個分)
- 強力粉 250g
- グラニュー糖 25g
- 塩 4.5g
- 全卵 50g
- コンデンスミルク 12g
- インスタント・ドライ・イースト 3.5g
- 甘酒(米麹) 80g
- 水 50ml
- バター 40g
- こしあん 480g
- 桜の花の塩漬け 16個
- 桜の葉の塩漬け 16枚
- 白けし 適量
- 塗り卵 適量
大林宣彦の桜あんぱんの作り方
<準備>
- オーブンを発酵機能で35℃に温めておく
- 桜の花の塩漬けと桜の葉の塩漬けを水で洗っておく
- バターを常温にもどしておく
<作り方>
- ボウルに強力粉、グラニュー糖、塩を入れ、よく混ぜる。
- 甘酒、水を合わせ35℃まで温め、インスタント・ドライ・イーストを加えて溶かし、卵、コンデンスミルクを加え、良く混ぜる。
- 2を1に加え、粉っぽさがなくなるまで良く練る。
- 台にこすりつけながらこねる。(約3分)
- 台にたたきつける。(約5分)
- ぬれ布巾をかけ、10分休ませる。
- 生地をまとめてからバターを加え、台にこすりつけながら5分ほどこねる。
- 台からはがれるようになったら、台にたたきつける。生地を一部取り、指先で伸ばして薄く膜が張れば完了。
- 表面を張るようにまとめ、ぬれ布巾をかけて、温かいところ(35℃のオーブン)で約40分発酵させる。
- 生地が約2倍に膨らんだら、30gずつに切り分け、ガスを抜いてしっかり丸める。
- ラップをかけ、温かいところ(35℃のオーブン)で15分おく。
- 生地を手のひらで押さえてガスを抜く。きれいな面を下にして手のひらにのせ、30gのあんをのせる。
- 手のひらをくぼませ、へらであんを押し込む。
- 生地の端を寄せ集め、つまんで閉じる。
- 閉じ目を下にしてオーブンプレートにのせる。温かいところ(38℃のオーブン)で約60分発酵させる。
- はけで卵を塗り、桜の花の塩漬けを中心におく。
- 水でぬらした棒状のものに白けしを付け、花の上から押し込む。
- 230℃のオーブンで約10分焼く。
- 粗熱が取れたら、桜の葉の塩漬けで包み、乾燥しないように袋にいれる。