5月17日(月)の「グレーテルのかまど」は、音楽プロデューサーの「松任谷正隆」さんの「サヴァラン」にヘンゼつが挑戦します。サヴァランは、発酵させた生地を焼き上げて、洋酒の効いたシロップに浸したケーキです。
松任谷さん曰く、「僕の中のおしゃれな味は、サヴァラン!」なんだそうです。子どもの頃に出会って以来、とりこになったという。たっぷりと洋酒のシロップがしみ込んだやわらかな生地は、「固体と液体の中間」で、「クリームとのバランスで味が変化する」とのこと。究極のサヴァランは、フルーティーで、華やかで、大人っぽ過ぎず、違うところに旅させてくれる味、だとか。
サヴァランの材料
※5.5㎝サヴァラン型 14~15個分
<サヴァラン生地>
- 強力粉 125g
- 塩 2.5g
- グラニュー糖 5g
- 牛乳 25ml
- インスタント・ドライ・イースト 2g
- 全卵 75g Mサイズ1.5個分
- 生クリーム38% 50g
<シロップ>
- 水 1000ml
- グラニュー糖 400g
- ラム酒 50ml
- オレンジ(国産) 1個
- レモン(国産) 1個
- ラム酒 適量
- 加熱用ナパージュ 200g
- ピンクグレープフルーツ果汁 30ml
<ホイップクリーム>
- 生クリーム38% 200g
- 粉砂糖 16g
サヴァランの作り方
<準備>
- 強力粉をふるっておきます
- 型にうすくバターをぬっておきます(分量外)
- オーブンを180℃に温めておきます
- オレンジとレモンに洗剤をつけて洗い、それぞれ3枚、5㎜幅の輪切りにし、残りの果実を絞っておきます
<作り方>
- ボウルに強力粉、塩、グラニュー糖を入れ、泡だて器で混ぜます。
- 約35℃に温めた牛乳にイーストを入れ、泡だて器でよく混ぜ、全卵を加えてよく混ぜます。
- ステップ2をステップ1に入れ、粉気がなくなるまでこねます。ボウルから取り出し、台の上で約5分こすりつけます。
- ぬれ布巾をかぶせ、10分休ませます。
- 生クリームを少しずつ加え、さらにこねます。なめらかにのびるようになったら出来上がりです。
- ぬれ布巾をかぶせ、2倍に膨れるまで発酵させます。
- ガスを抜き、絞り袋に詰め、型に16~18gほど絞り出し、水で濡らしたはさみで切ります。
- 指を水で濡らし、叩くようにしながら生地をならします。プレートに並べ、約15分発酵させます。
- 180℃のオーブンで約25分焼きます。
- 型から外し、翌日まで置きます。
- 鍋に水、グラニュー糖、オレンジとレモンの輪切りを入れ、沸騰させます。
- 輪切りを取り出し、オレンジとレモンの果汁を加えます。火を止めてラム酒を加えます。
- シロップを弱火にかけ、軽く沸いている状態を保ちます。
- 生地のくぼんだ方を下に向けて浸し、穴杓子等でときどき軽く押さえたり、上下を返しながらシロップを中心まで十分にしみこませます。
- 芯が残っていないか、指で押さえ確かめます。
- バットにのせた網の上で余分なシロップを切り、お好みでラム酒をふりかけます。
- 粗熱がとれたら、グレープフルーツ果汁を入れて煮詰めた熱いナパージュを塗ります。
- くぼんでいる部分にホイップクリームを絞ります。