2月21日(火)の「きょうの料理」は肉や魚を使わずに野菜を中心に工夫して作る精進料理を、広島県の曹洞宗八屋山普門寺副住職「吉村昇洋」に紹介してくれました。
食材に感謝の心をもち、その命をいただくことを意識しながら料理をして食べることは日々の料理の中でも取り入れたいです。凍えるような寒さが続く2月、心と体をいたわる「白がゆ」を中心に素材の持ち味を存分に味わえるメニューを紹介します。
1品目は「白がゆとごま塩」。コトコト時間をかけて煮て、米本来の旨味を引き出す白がゆ。さらっと仕上げるために米に水は吸水させず沸騰した湯を加えます。丁寧に擦って合わせた香ばしいごま塩と一緒にいただきます。
白がゆと塩ごまの材料(2〜3人分)
- 米(120ml)
- 水(1リットル)
- ごま塩(適量)・・下記参照
白がゆと塩ごまの作り方
- 米(120ml)は炊く直前にとぎざるにあげます。とぎ汁は今回一緒に作るふろふき大根に使うので取っておきます。
- 土鍋に分量の水(1リットル)を沸騰させて1の米を入れます。
- 弱火にして一度底からかき混ぜて蓋をして、25分間ほど吹きこぼれないように炊きます。※土鍋以外の鍋で炊く場合は蓋をずらしておきます。
- 器に盛り付けてごま塩(適量)をかけて食べます。※沸騰した湯に米を入れるとサラリとした仕上がりになり、水に米を入れてから火にかけるとトロリとした口当たりになります。
ごま塩の材料(作りやすい分量)
- 白ごま(大さじ3)
- 粗塩(小さじ2)
ごま塩の作り方
- 粗塩(小さじ2)をフライパンに入れて、焦がさないように弱火で炒って水分を飛ばします。すり鉢に移し細かくします。
- フライパンに白ごま(大さじ3)を入れ中火にかけて炒ります。
- ごまが軽く色づいたらすり鉢に移し、力を入れずにゆっくりと一定方向に回して細かくします。
- 紙タオルの上に3を広げて1の塩を少しずつ加えながらよく混ぜ合わせていき、余分な油を紙に吸わせます。味をみて程よく塩辛さが際立ってきたら完成。少し塩辛いと思う程度がちょうど良いです。密閉容器に入れて1週間ほど保存が可能です。
感想
ごま塩のごまと塩は、ただ混ぜ合わせても混ざらないですよね。炒ってすることが大事なのかな、と思いました。
おかゆもお湯からお米を入れるのを初めて知りました。胃を休めるにも、月に1度はおかゆを食べたいと思います。