3月4日(土)放送の「おかずのクッキング」では、時代劇やドラマの料理所作指導でも活躍している料理研究家「柳原尚之先生」が、関西風のうどんが入った茶碗蒸し「おだまき蒸し」のレシピを紹介してくれました。
おだまき蒸し(小田巻蒸し)とは、紡いだ麻糸を巻いて玉にした苧環(おだまき)と、うどんの見た目が似ていることからがその名前の由来だと言われています。
昔は高級な食べ物だったそうで、関西では今でも冠婚葬祭などに食されているんだそうですよ。今回は柳原さん特製の「鶏だし」の作り方から教えてくれます。
おだまき蒸しの材料(2人分)
- 鶏もも肉(1/2枚)
- 長ねぎ(1/2本)
- 茹でたうどん(1玉)
- しめじ(1/3パック)
- 三つ葉(適量)
- 昆布とかつおのだし汁(4カップ)
- 卵(2個)
- みりん(小さじ1/2+大さじ2)
- 薄口醤油(小さじ1/2)
- 醤油(大さじ1.5)
- 塩(適宜)
- サラダ油(大さじ1/2)
おだまき蒸しの作り方
まずは柳原さん特製の「鶏だし」を作っていきます。
<鶏だしの作り方>
- 鶏もも肉(1/2枚)に塩(少々)を振ります。
- 長ねぎ(1/2本)は2cm幅程度に切ります。
- フライパンを熱してサラダ油(大さじ1/2)を引き、鶏肉を入れて中火〜強火の火加減で「皮目から」焼いていきます。※皮目から焼くことで香ばしい香りがつきます。
- かるく焼き目が付いたらひっくり返し、長ねぎを入れて一緒に焼いていき、焼き目が付いたらバットなどに取り出しておきます。※長ねぎは後ほど茶碗蒸しに入れる用です。
- お鍋に昆布とかつおのだし汁(4カップ)、焼いた鶏肉を入れてから火にかけます。
- 沸騰したら弱火にして、10分ほどことこと煮ます。
- 鶏肉を取り出し、ダシを冷ませば柳原さん特製の「鶏だし」の完成です。
<おだまき蒸しの作り方>
- ボウルに卵(2個)を割り入れ、そこに鶏だし(1と3/4カップ)を入れて混ぜ合わせます。
- さらにみりん(小さじ1/2)、薄口醤油(小さじ1/2)、塩(小さじ1/3)を入れて、しっかりと塩が溶けるまで混ぜ合わせます。
- 目の細かめのザルなどでこします。
- お鍋に鶏だし(1カップ)を入れてひと煮立ちさせます。
- そこにみりん(大さじ2)、醤油(大さじ1.5)、茹でたうどん(1玉)、鶏肉、しめじ(1/3パック)、長ねぎを入れて煮ていきます。
- 具材に火が通ったら、ザルにあげます。
- 他熱の器に、具材を入れていき、卵液も入れます。
- しっかりと湯気の出た蒸し器の中に入れ、蒸し器の上の菜箸2本を渡してスキ間を作り、布巾をかけてからフタをします。※こうすることで中の温度が上がりすぎず、柔らかく蒸し上がります。
- この状態で強火で1分、それから中弱火にして11分蒸します。
- 三つ葉(適量)をのせれば出来上がりです。
感想
おだまき蒸しというのは初めて聞きましたが、うどんが入った少し大きめの茶碗蒸しなんですね。これだけでも夜食になりそうですし、作ってみたいメニューですね。