5月24日(水)の「きょうの料理」は東京都内で教室を主宰している料理研究家「荻野恭子」さんが初夏の風物詩「梅仕事」を紹介します。
「梅干し簡単袋漬け」は袋漬けで梅干しを作ると気軽にできて場所は取らず、梅酢の上がり具合が一目でわかりいいことずくめ。梅の変化も観察できて梅への愛情もひとしおです。
塩漬けの材料
- 完熟梅(1kg)・・大粒のもの
- 粗塩(130g)・・塩は梅の重量の13%
- きび糖(65g)・・粗塩の半量
塩漬けの作り方
- 梅(1kg)は水をはったボウルの中で傷つけないように優しく洗います。水を変えて30分〜1時間置きアクを抜きます。
- 1の梅をざるに上げ、ボウルに重ねます。紙タオルで1個ずつ水気を拭いてなり口についているヘタを竹串でとります。
- 柔らかい材質の食品用ポリ袋に粗塩(130g)、きび糖(65g)を合わせて軽く混ぜます。
- 3に2の梅を加えます。片手で口を押さえてもう片方の手で袋の底を持ち塩と砂糖を全体にまぶします。
- 袋の口を上にして置き、袋の上から梅を軽く押さえて空気を抜きながら、梅のすぐ上のあたりで袋の口をしっかりと結んで閉じます。結び目のすぐ上でもう一度結び二重結びにします。
- 5の袋をもう1枚のポリ袋に入れて二重にし5と同様にして口を二重結びにして閉じます。
- 袋が破れて梅酢がこぼれた場合に備えて密封容器や、やや深めのバットなどに6を入れ、梅酢が上がるまで1週間ほど室温に置きます。
- 梅酢が上がるまでは1日1回、袋のそこを軽く撫でます。2〜3日間たつと梅酢が上がってきます。
- 1週間ほど経って梅酢がたっぷりと上がってきたら、梅酢をボウルに移しますが、梅酢が不要な場合は取り出さなくてもいいです。梅酢は全部取り出さず梅がかぶるくらいの量を残しておきます。赤じそがあればすぐに赤じそ漬けにしますが、なければ新しいポリ袋と残した梅酢を移し、5〜6と同様にして口を閉じて袋を二重にして赤じそが入手できるまで、7と同じ容器に入れて冷蔵庫で保存します。取り出した梅酢は、清潔な保存瓶に移します。
- 赤じそ漬けにせずに白梅干しとして楽しみたい場合は、梅酢を取り出したら新しいポリ袋に移し、土用干しにするまで冷蔵庫で保存します。
感想
保存容器は場所を取るので、ポリ袋で作れたらいいですよね。ポリ袋で赤じそ漬けも作れますよ!