7月4日(火)の「カレーの世界」では、水野式の「ホテルカレー」のレシピを紹介します。欧州カレーの特徴はまずしっかりとあめ色に炒めた玉ねぎでコクと旨味を出すこと。
カレー粉の風味を小麦粉でとろみを出し、さらにブイヨンを加えて煮込みます。最後にバターを加えてコクをだして仕上げることでよりまろやかになります。
ホテルカレーの材料(4人分)
- 牛肉(500g)・・カレー用
- 小麦粉(大さじ1)
- カレー粉(大さじ2)
- チキンブイヨン(カップ2)
- 赤ワイン(カップ1/2)
- ブルーベリージャム(小さじ2)
- ウスターソース(小さじ1)
- バター(20g)・・食塩不使用
- サラダ油(少々)
- 塩(少々)
- コショウ(少々)
- ご飯(適量)・・温かいもの
- フライドオニオン(適量)
- ピクルス(適量)
- お好みの薬味(適量)
あめ色玉ねぎ
- 玉ねぎ(2個)
- サラダ油(大さじ2)
- 塩(小さじ1/2)
ホテルカレーの作り方
- 牛肉(500g)は塩(少々)、コショウ(少々)をふり、全体にまぶします。
- 鍋にサラダ油(大さじ2)を熱し、スライスした玉ねぎ(2個)に塩(小さじ1/2)をふり、しっかりと炒めて、あめ色玉ねぎにし、味のベースにします。小麦粉(大さじ1)をふって混ぜて、弱火にして全体にからめながら2〜3分間炒めます。小麦粉を加えることで仕上がりにとろみがつき、まろやかな口当たりになります。
- カレー粉(大さじ2)を加えて1〜2分間炒めます。カレー粉と油分をなじませて加熱することで粉けがなく香りが立ちます。
- チキンブイヨン(カップ2)の半量を加えて混ぜます。中火にして煮立ったら残りのチキンブイヨンも加え、再び煮立ったら火を弱めて煮ます。これで旨味が深まります。ブイヨンなどの水分は分けて加えると一気に温度が下がりすぎず、味にメリハリが出てなじみやすくなります。
- フライパンにサラダ油(少々)を熱し、1の牛肉を並び入れます。強めの火加減で表面全体に手早くしっかりと焼き色をつけます。牛肉は後から焼いて加えることで旨味が残ります。また焼き色がつくことで煮込んだ時に香ばしさが出ます。
- 5に赤ワイン(カップ1/2)を注いで強火で煮たて、アルコール分を飛ばします。
- フライパンの鍋肌をヘラでこするようにして肉の旨味をこそげおとし、4の鍋に赤ワインごと加えます。中火にして煮立たせます。
- ブルーベリージャム(小さじ2)、ウスターソース(小さじ1)を加えます。煮込む前になじませます。
- ざっと混ぜてごく弱火にして、蓋をして30分間煮込みます。火は一番弱火にしてコトコト煮立つ程度で煮込みます。
- 蓋を外し、時々そこを混ぜながらさらにコトコトに立つ程度の火加減で30分間煮込みます。
- バター(20g)を加え、ヘラでゆっくりと混ぜながら溶かし、コクを足します。塩(少々)、コショウ(少々)で味を調えます。ご飯にかけ薬味を添えて完成です。
感想
とても美味しそうなカレーですね。チキンブイヨン、あめ色玉ねぎは別のページで作り方をアップしてあります。あめ色玉ねぎはチャツネでも代用できますね。