7月11日(火)の「NHKカレーの世界」は市販のルーは使わずに、スパイスを合わせて作るカレーのレシピを紹介します。
「水野式ヘルシーカレー」はターメリックやローズマリー、さらにたっぷりの野菜が抗酸化作用を高めてくれる健康カレー。香味野菜と野菜からでる旨味が味のベースです。スパイスの香りが食欲を刺激して夏バテも吹き飛ばして体の中から元気になります。
水野式ヘルシーカレーの材料(4人分)
- 玉ねぎ(1個)
- 人参(1本)
- なす(2個)
- 黄パプリカ(1個)
- さやいんげん(10本)
- にんにく(1かけ)
- 生姜(2かけ)
- クミン(小さじ1)
- トマトピューレ(大さじ4)
- プレーンヨーグルト(50g)
- チキンブイヨン(カップ1・1/2)・・スープの素を表示通り溶いたもの
- ローズマリー(1枝)
- 生クリーム(50ml)
- サラダ油(大さじ2)
- 塩(小さじ1弱)
- ターメリックライス(適量)
パウダースパイス
- ターメリックパウダー(小さじ1/2)
- レッドチリパウダー(小さじ1/2)
- パプリカパウダー(小さじ1)
- コリアンダーパウダー(大さじ1)
水野式ヘルシーカレーの作り方
- 玉ねぎ(1個)は縦半分に切り、それぞれ横半分に切ります。端から繊維に沿って薄切りにします。この大きさに切ると、みじん切りにするよりラクで鍋の中でも混ぜやすく、早く火が通ります。
- 人参(1本)は皮をむいて小さめの乱切りにし、なすはヘタを落としパプリカはヘタと種を除いて共に一口大の乱切りにします。さやいんげん(10本)は3cmの長さに切ります。にんにく(1かけ)と生姜(2かけ)は共に潰して粗みじん切りにします。
- 鍋にサラダ油(大さじ2)を熱し、クミン(小さじ1)を入れます。中火にし、クミンが泡立ってくるまで炒めます。ホールスパイスのクミンははじめに油に入れて熱し、油に香りを移して使います。これで香りが長く保てます。
- にんにく、生姜を加え、香りが立って薄く色づくまで炒め合わせます。玉ねぎを入れて強火にして、塩(小さじ1弱)の半量をふります。サッと混ぜて全体に広げてそのまま薄く色づくまで熱して上下を返します。同様にして薄い茶色になるまで炒めます。コクと香ばしさを出します。
- トマトピューレ(大さじ4)、プレーンヨーグルト(50g)を加えて混ぜ、水分を飛ばしながら炒めます。ヘラで鍋底をこすると、そのままの状態で底が見えるくらいまで煮詰めるのが目安です。トマトピューレやプレーンヨーグルトを煮詰めることで酸味とコクが出ます。
- パウダースパイス、残りの塩を入れて混ぜ弱火にして1分間ほど炒めなじませます。パウダースパイスはすぐに火が通って香りが立つので、調理途中で加えます。これがカレーの中心の香りになります。
- チキンブイヨン(カップ1・1/2)の半量を注いで混ぜ火を強めます。再び煮立ったら残りのチキンブイヨンを加えます。2回に分けて加えることで、一気に温度が下がりすぎずになじみやすくなります。また深みのある味にもなります。
- はじめに、人参を入れて蓋をして10分間煮ます。なす、パプリカ、さやいんげんを加え煮立ったら弱火にして蓋をし、さらに10分間煮ます。ローズマリー(1枝)をのせて蓋をし、さらに10分間煮込みます。
- 仕上げに生クリーム(50ml)を加え、2〜3分間煮て火を止めます。生クリームのコクで旨味が増し、まろやかな味になります。長く煮るとクリーミーさがなくなるのでサッと煮ます。さらに盛ったターメリックライスにかけて完成です。
感想
ターメリックライスは米(2合)を洗って炊飯器の内釜に入れて、ターメリックパウダー(小さじ1/2)、オリーブオイル(小さじ1)を加え、内釜の2合の目盛りまで水を注ぎ入れて、菜箸などで混ぜます。
そのまま15〜30分間置いて、水を吸わせてから炊きます。炊き上がったら少し蒸らして、底からサックり混ぜて完成です。