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浅利定栄の手作り甘酒/ きょうの料理

8月13日(月)の「きょうの料理」はこうじ料理研究家の「浅利定栄」さんがプレーンタイプの甘酒と色鮮やかなかぼちゃの2種類の甘酒レシピを紹介します。

まずは、甘酒の素となる「甘麹」を作ります。甘麹をお好みの濃さに薄めれば、軽やかな甘みの「甘酒」になります。砂糖の代わりの甘麹を使えば、料理に甘みだけでなく旨味も与えます。美味しい「甘酒」を作るには、保温力の高い厚手の鍋と、ジッパー付きの保存袋、温度計が必要です。

甘麹の材料(作りやすい分量)

  • 米麹(200g)・・生
  • ご飯(200g)・・残りご飯または冷やご飯
  • 熱湯(カップ1)

甘麹の作り方

  1. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、60℃になるようにします。
  2. 米麹(200g)をボウルに入れ、手のひらでこすり合わせながら細かくほぐします。ほぐすことで発酵しやすくなります。甘い麹の香りがたつのが目安です。
  3.  別のボウルにご飯(200g)を入れて熱湯を注ぎ、木べらでご飯をほぐします。温度を測って55~60℃になったら、2の米麹を加えて混ぜ合わせます。
  4. ジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いて密封します。米麹が均一に混ざるように袋の上から揉み込みます。
  5. 1の鍋に4を袋ごと入れ、ふたをします。1時間おきに袋を取り出して湯を温め、温度を60℃に上げます。これを約8~10時間、繰り返します。鍋をバスタオルで包むと、保温効果が高まり湯が冷めにくくなります。
  6.  全体にとろみがつき、甘酒の香りがしたら完成です。粗熱を取り、冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で約1か月間保存可能です。好みでハンドミキサーでなめらかすると口当たりが良くなります。

甘酒の作り方(1人分)

  1. グラスに甘麹(適量)を入れ、1:1を目安に水(適量)を加えて混ぜます。水の量はお好みで加減してください。
  2. 夏は冷たく冷やしても美味しくいただけます。

かぼちゃ甘酒の作り方(1人分)

  1. 上記の甘麹のご飯(200g)の代わりに皮をむいて蒸したかぼちゃ(200g)を入れ、同様にかぼちゃの甘麹を作ります。グラスに甘麹適量入れ、1:1を目安に水(適量)を混ぜ合わせます。
  2. 水で薄めた後に塩で味を調えればスープとしてもいただけます。

感想

時間がかかりますが、作っておけば調味料にもなるし重宝しますね。甘酒は発酵食品なので、免疫力をアップする食材です。夏は体の免疫力が落ちがちなのでぜひ作ってみます。


ゆい :