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後藤加寿子のかつおと昆布のだしでほうれん草のおひたし/きょうの料理

10月21日(月)の「きょうの料理」は、料理研究家の「後藤加寿子」さんが、家庭でも香り高く深い旨みの「だし」の基本を教えてくれます。

「かつおと昆布のだし」は昆布は水に浸してゆっくりと旨みを抽出し、かつお節は加えたら手早く菜箸でさばき加熱しすぎに注意します。「ほうれん草のおひたし」はだしに浸すのでおひたしになります。

かつおと昆布のだしの材料(出来上がり約1.5リットル分)

  • 昆布(30g)
  • 削り節(30g)
  • 水(カップ9)

かつおと昆布のだしの作り方

  1. 昆布(30g)はぬらした紙タオルで汚れをサッと拭き取ります。表面の白い粉は旨み成分なので取り除く必要はありません。鍋に入れ、分量の水(カップ9)を注ぎ涼しい場所に一晩(5時間程度)おきます。
  2. 1を火にかけ、出てきたアクを取ります。丁寧に取り除くことで香りの良い澄んだだしになります。
  3. 昆布の周辺にプツプツと気泡が付き、煮立ち始めたら昆布を引き上げます。そのまま沸騰直前まで温めます。
  4. 削り節(30g)をほぐすように加えて手早く菜箸でさばきます。
  5. 再びグラッと沸いたら火を止めます。ザルに紙タオルを敷き、静かに一気にこします。鍋に残った削り節もザルにのせます。
  6. そのまましばらくおきます。水分が落ちなくなったら削り節を紙タオルで包み、上から箸で押さえます。
  7. 小分けにして冷凍保存します。冷凍庫で1ヶ月保存可能です。

ほうれん草のおひたしの材料(2人分)

  • ほうれん草(1わ)
  • 削り節(適量)
  • 塩(少々)

浸し地

  • かつおと昆布のだし(カップ1)
  • 薄口醤油(大さじ1)
  • みりん(小さじ2)

ほうれん草のおひたしの作り方

  1. ほうれん草(1わ)は塩(少々)を加えた熱湯でサッとゆでます。冷水にとってアクを抜き、色止めをします。水気を絞り、4cm長さに切ります。
  2. ボウルに浸し地の材料を合わせて、1を浸して30分間おきます。器に盛り付けて浸し地をかけ、削り節(適量)を盛り完成です。

感想

かつおだしは料亭などでは押さえて絞ることはしませんが、家庭用なので最後の一滴も大切にとり力強いだしにするそうです。ほうれん草のおひたしはだしの味で優しい味わいになりますね。


ゆい :