今週の「きょうの料理」は4日間連続で料理研究家の「栗原はるみ」さんの「栗原はるみの定番ごはん年末スペシャル」で栗原さん自身が人が集まるときによく作る人気レシピを紹介します。1日目の12月4日(月)は「鶏の骨つき肉のしょうゆ煮」と「大根の炊き込みご飯」のレシピを紹介します。
「鶏の骨つき肉のしょうゆ煮」は中国料理で「ヤオカイ」と呼ばれる料理で本来は丸鶏で作りますが、家庭で作るように手軽な骨つき肉を使って紹介します。煮汁に加えたスパイスの香りで本格的な味わいに仕上がります。
鶏の骨つき肉のしょうゆ煮の材料(4〜6人分)
- 鶏もも肉(4〜6本分)
- ねぎ(10cm)・・青い部分
- ニンニク(2かけ)
- 生姜(1かけ)
- シナモンスティック(1本)
- 八角(1個)
- 赤唐辛子(1本)・・ヘタと種を除く
- 香菜(適量)
- フレンチマスタード(適量)
煮汁
- 醤油(カップ2)
- 紹興酒(カップ1/4)
- 砂糖(50〜60g)
- 水(カップ1)
鶏の骨つき肉のしょうゆ煮の作り方
- ねぎ(10cm)は縦半分に切ります。ニンニク(2かけ)と生姜(1かけ)は皮をむき、包丁などで叩いて潰します。
- 鶏肉(4〜6本)が入る大きくて深めの鍋に煮汁の材料を入れ火にかけて、煮立ったら鶏肉の皮を上にして入れます。
- 1とシナモンスティック(1本)、八角(1個)、赤唐辛子(1本)を加えて、鶏肉に煮汁をかけながら弱火で約15分間煮ます。※常に小さな泡が出ている状態を保つように火加減を調整します。
- 鶏肉を取り出して今度は皮を下に入れ、再び蓋をします。時々煮汁をかけながら3と同じくらいの火加減で15〜20分間煮ます。火を止めて、蓋をしたまま約10分間おいて味をなじませ鶏肉を取り出します。※鶏肉と皮は破れやすいので、フライ返しと菜箸などを使って丁寧に取り出します。
- 残った煮汁を火にかけて5〜10分間煮詰めて火を止めます。目安として約カップ3まで煮詰めるといいです。鶏肉を骨ごと食べやすく切って器に盛り付け、煮汁適量をかけます。香菜(適量)はざく切りにして、お皿に盛り付けて、フレンチマスタード(適量)を添えて完成です。
感想
残った煮汁は炒め物や煮物の味付けに利用できるそうですよ。栗原さんのオススメは、このヤオカイタレを使ったもやし焼きそばです。煮汁は冷めると2層になるので表面に浮いた脂はきになる場合は取り除いて使うこともできます。