4月10日(月)の「グレーテルのかまど」は「女帝マリア・テレジアのミルクのシュトゥルーデル」でミルヒラームシュトゥルーデル。
歴史に名を残す女帝も好んだといわれる、オーストリアの国民的スイーツ。パリパリのパイ皮と、ふわふわのフィリングが相性抜群。
残り物のパンから生まれたリサイクルスイーツとは思えない、とてもリッチなデザートです。熱々を召し上がれ!
目次
女帝マリア・テレジアのミルクのシュトゥルーデルの材料
※約40cmグラタン皿1枚分
<シュトゥルーデル生地の材料>
- 強力粉 (125g)
- 塩 (1g)
- 卵黄 (10g)
- サラダ油 (15ml)
- ぬるま湯(60ml)・・30℃
<フィリングの材料>
- パン (250g)・・食パン、フランスパン等
- 牛乳 (300g)
- バター (50g)
- グラニュー糖 (60g)
- 卵黄 (60g)
- カッテージチーズ (120g)
- サワークリーム (60g)
- バニラエッセンス (適量)
- レモンの表皮(1/2個分 )・・なければ加えなくても良い
- 卵白 (120g)
- グラニュー糖 (20g)
<卵ソースの材料>
- 牛乳 (250g)
- 全卵 (25g)
- グラニュー糖 (25g)
<バニラソースの材料>
- 牛乳 (250g)
- バニラのさや 1/4 本 ・・またはバニラエッセンス
- 卵黄 (40g)
- グラニュー糖 (50g)
女帝マリア・テレジアのミルクのシュトゥルーデルの作り方
<準備>
- 強力粉をふるっておきます。
- オーブンを200℃に温めておきます。
- グラタン皿に薄く油を塗り広げます。
- 食パンの耳を切り落とし、さいの目(16等分)に切ります。
<作り方>
- 強力粉に塩、卵黄、サラダ油、ぬるま湯をいれ、なめらかになるまでこねます。
- きれいに丸めて表面にサラダ油を塗り、ラップをして常温で30分休ませます。
- さいの目に切ったパンを、20分ほど牛乳に浸します。
- やわらかいバターに砂糖、卵黄、カッテージチーズ、サワークリーム、バニラエッセンス、レモンの表皮、1をいれて混ぜ合わせます。
- 卵白と砂糖を混ぜ合わせ、やわらかいメレンゲをつくり、4と混ぜ合わせます。
- 牛乳、全卵、砂糖を混ぜ合わせて卵ソースを作ります。
- お鍋に牛乳、さやをさいたバニラをいれて沸騰させます。
- 卵黄と砂糖をすり混ぜて7に入れ、83℃になるまで火にかけ、83℃になったらこし器でこし、氷水にあてて冷まします。
- 作業台の上に綿布を敷き、シュトゥルーデル生地に打ち粉をして麺棒で約20㎝にのばします。
- 表面に溶かしバターを塗り、生地を持ち上げて生地の端をのばし、綿布の上に置いてさらにのばします。
- 表面にバターを塗り、手前から2/3にフィリングを広げます。
- 生地の手前の厚い部分を切り取り、手前から布を持ち上げ、生地を向こう側に転がして巻いていきます。ひと巻きごとに溶かしバターを生地に塗ります。
- 巻き終わりの生地の厚い部分を切り取り、筒状の両端を押さえて閉じ、余分な生地を切り取って折り返ります。
- グラタン皿にのせ、1/3量の卵ソースをかけたら200℃のオーブンで焼いていきます。
- 途中で卵ソースをかけながら35分ほど焼きます。
- 焼き上がれば、温かいうちに切り分け、バニラソースを添えていただきます。
感想
まろやかなミルク風味に、ほのかなチーズの酸味がクセになる味わいです。甘いバニラソースとのハーモニーが美味しそうです。
マリア・テレジアはマリー・アントワネットのお母さんなので、マリーが食べていたケーキのひとつかもしれないですね。