12月11日のグレーテルのかまどでは、フランスのアルザス地方のもうひとつのクリスマスとして、12月6日を子どもの守護聖人「聖ニコラウス」をたたえる記念日に作られるスイーツ「マナラ」のレシピを紹介してくれました。
「小さな坊や」を意味するというこのかわいいマナラのパンを、アルザスの子供たちは楽しみにしているそうですよ。
目次
アルザスのマナラの材料(10個分)
<パン生地>
- 小麦粉(強力粉) 250g
- 砂糖 25g
- 塩 5g
- スキムミルク 7.5g
- バター 100g
- インスタントドライイースト 5g
- 卵 90g
- 水 75g
<トッピング>
- 溶き卵 20g
- サルタナレーズン 40粒
<仕上げ>
- コーティングチョコレート 100g
- チョコスプレー 30g
- カラーチョコスプレー 30g
アルザスのマナラの作り方
パン生地を作る
- ボウルに小麦粉(強力粉)、砂糖、塩、スキムミルク、インスタントドライイーストを入れ、よく混ぜます。
- 水と卵を加え、手で混ぜ合わせる。粉けがなくなり、ひとつにまとまれば、台に取り出します。
- 両手を大きく前後に動かして、手のひらで生地を 作業台に押しつけるようにこねます。
- ダマがなくなり均一な状態になったら、生地をひとつにまとめ、持ち上げて台にたたきつけます。そのまま生地を手前に軽く引っ張ってから向こう側に返します。
- 生地を持つ位置を90度変えて手前に回し、生地の向きを変えます。※たて、よこ交互にこねるように。
- 4~5の作業を繰り返し、台にたたきつけながら生地の表面がなめらかになるまでこねます。
- パン生地を一部取って指先で生地を伸ばし、膜(グルテン膜)が出来るのが確認出来れば、パン生地を台に広げ、バターを上に乗せます。
- 生地とバターを一緒にちぎるようにしながら、なじませます。
- 両手を大きく前後に動かし、手のひらで生地を作業台 に押しつけるようにしてこねます。※3と同様
- 生地が再度まとまってくれば、4~6の作業を繰り返し、台にたたきつけながら生地の表面がなめらかになるまでこねます。※7と同様に生地を一部取って、生地を伸ばし、薄い膜が確認出来ればこね上がりです。
- 生地を丸くまとめてボウルに入れます。ラップやふきんなどをかけて表面が乾かないようにし、室温で1時間程度発酵させます。
- 生地を作業台に出し軽く丸め、ボウルに戻し、表面が乾かないようにボウルごとポリ袋に入れ、冷蔵庫で一晩(12~20時間)発酵させます。
パンの形を作る
- 天板1枚分ずつ成形を行います(今回は5コ)。冷蔵庫からパン生地を出し、10等分(1コ約55g)に切り分けます。※残りの分はバットに並べ、表面が乾かないようポリ袋等で包み、冷蔵庫に戻しておきます。
- 成形する分の生地を軽く丸めて、10分程度、常温で休ませます。
- 休ませた生地を再度丸めます。台の上で生地を転がし、約5cmの棒状にします。
- 頭を作ります。棒の長さの約3分の1の部分にくびれを作ります。※しっかりくびれを作らないと戻ってしまうので注意です。
- 胴の部分に切り込みを入れ、胴と手足を作ります。
- 成形したパン生地を天板にのせます。
- ポリ袋などでおおってパン生地の表面が乾かないようにし、30℃のオーブンで1時間ほど発酵させます。
パンを焼く
- 溶き卵をはけで全体に塗り、水けをきったレーズンで両目とボタンを作ります。焼いている間に落ちないよう、生地にしっかり押し込みます。
- 200℃のオーブンで10分ほど焼きます。
- 天板から外し、常温で冷まします。※天板が冷めれば、冷蔵庫に入っている残りの5コ分を再び作ります。
仕上げ
- 溶かしたコーティングチョコレートとチョコスプレーで 飾り、仕上げをします。
- 髪の毛にしたり、くつ下をはかせたり、お好みで、かわいらしいマナラを作りましょう!