5月18日(月)の「きょうの料理」は、手仕事12ヶ月のコーナーで料理研究家の「松田美智子」さんが、熟したトマトを使って、この時期に作っておくと便利な「トマトソース」と「セミドライトマト」のレシピを紹介します。
「トマトソース」は、使うトマトの種類や状態によって水分や味わいが変わるので煮詰め加減や調味加減はお好みで調節します。鍋は酸に強い材質で深さのあるものを使用します。蓋をすると色が悪くなるので蓋はせずに混ぜながら加熱します。このトマトソースを使って「トマトソースとクリームチーズのスパゲッティ」のレシピを紹介します。手作りのソースで作るパスタ料理はいつもとは違う格別の味です。柔らかく練ったクリームチーズをたっぷりとのせて美味しさをさらに引き立てます。
目次
トマトソースの材料(作りやすい分量)
- ミニトマト(2kg)
- 三温糖(大さじ2)・・または砂糖
- ニンニク(2かけ)
- 塩(適量)
トマトソースの作り方
- ミニトマト(2kg)は洗ってヘタを除き、水気を拭きます。耐熱ガラスやホウロウ、土鍋などの深めの厚手の鍋に入れます。ニンニク(2かけ)は縦半分に切り、芯を除き軽くつぶします。
- 1の鍋を弱火にかけて、フツフツとしたら、三温糖(大さじ2)とニンニクを加えます。
- 加熱しながらトマトをヘラで軽くつぶして、丁寧に混ぜます。周りが煮崩れて水分が出てきたら弱めの中火にして、焦がさないように時々混ぜながら1時間煮込みます。
- ハンドブレンダーでなめらかなソース状にして、粗熱を取ります。塩は加えずに保存して、使用する時に調整します。
- 清潔なガラスの保存容器に入れ冷蔵庫で約2週間、長期保存する場合は、冷凍用保存袋に平らに入れて冷凍庫で約6ヶ月保存が可能です。
トマトソースとクリームチーズのスパゲッティの材料(2人分)
- スパゲッティ(150g)・・1.6mm〜1.9mm
- トマトソース(カップ2)
- クリームチーズ(100〜150g)
- アンチョビフィレ(大さじ1)・・みじん切り
- バジルの葉(1〜2枚)
- 白ワイン(大さじ3)
- 粗挽き黒コショウ(適量)
- 塩(適量)
- コショウ(適量)
合わせ調味料
- オリーブオイル(大さじ3〜4)
- みじん切りニンニク(小さじ1)
トマトソースとクリームチーズのスパゲッティの作り方
- クリームチーズ(100〜150g)は室温に戻します。フードプロセッサーや泡立て器などで撹拌して、とろりとしたクリーム状にします。
- 鍋に水1.5リットルと塩(適量)を入れて沸かして、スパゲッティ(150g)を袋の表示時間通りに茹でます。
- フライパンに合わせ調味料を中火で熱し、香りが立ったらみじん切りアンチョビ(大さじ1)とバジル(1〜2枚)を加えて炒めます。トマトソース(カップ2)、白ワン(大さじ3)を加えて軽く煮詰め、塩(小さじ1/3)、コショウ(少々)で味を調えます。バジルは取り除きます。
- スパゲッティが茹で上がったら、湯をきって器に盛り付けて、3と1をかけます。お好みで白コショウ(適量)をふり、分量外のバジルの葉をのせて完成です。
感想
クリームチーズは混ぜながらいただきます。酸味とまろやかな味わいがとっても美味しい一品です!