2月21日(火)の「きょうの料理」は肉や魚を使わずに野菜を中心に工夫して作る精進料理を、広島県の曹洞宗八屋山普門寺副住職「吉村昇洋」さんが紹介してくれました。
食材に感謝の心をもち、その命をいただくことを意識しながら料理をして食べることは、日々の料理の中でも取り入れたいです。凍えるような寒さが続く2月、心と体をいたわる「白がゆ」を中心に素材の持ち味を存分に味わえるメニューを紹介します。
2品目は「ふろふき大根」のごぼうみそ和え。今の時期が一番美味しい大根の味を生かすために、シンプルに調理します。ごぼうみそは多めに作り、1品目の白がゆと合わせても。
ふろふき大根の材料(2人分)
- 大根(6cm)・・約180g
- お米のとぎ汁(適量)
- 昆布だし(カップ3〜4)
- 粗塩(小さじ1)
- 柚子の皮(適量)・・すりおろし
- ごま油(小さじ1)
- みりん(大さじ1)
ごぼうみそ
- ごぼう(15cm)・・50〜60g
- 合わせ味噌(大さじ3)・・市販のもの
- 昆布だし(大さじ1)
だしあん
- 大根の茹で汁(カップ1/2)
- ほうれん草のつけだし(カップ1/2)・・3品目のほうれん草ののり巻きで作ったほうれん草の付けだし
- 粗塩(ひとつまみ)
- 酒(大さじ2)
- 水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1・水大さじ1)
ふろふき大根の作り方
- 大根(6cm)は皮をむいて厚みを半分に切ります。皮は4品目の浅漬けで使うのでとっておきます。
- 鍋に大根と米のとぎ汁(適量)を入れて30分間ほど茹でます。
- ざるにあげて表面を洗ってとぎ汁を落とします。
- 鍋に入れて昆布だし(カップ3〜4)と粗塩(小さじ1)を加え、落し蓋をして40分間ほど沸騰させないように煮ます。茹で汁はだしあんに使うのでとっておきます。
- ごぼうみそを作ります。ごぼう(15cm)は優しく洗って土を落とし紙タオルで水気を拭き、皮ごとすりおろします。
- フライパンに入れて中火でいって水分を飛ばします。
- 火を弱めてごま油(小さじ1)を加えてなじませてみりん(大さじ1)を加えアルコール分を飛ばします。
- ボウルに合わせみそ(大さじ3)を入れごぼうと混ぜ合わせます。ごぼうみそは密閉容器に入れて冷蔵庫で1週間ほど保存可能です。
- だしあんを作ります。水溶き片栗粉は混ぜ合わせて30分間以上は置いてなじませておきます。
- 鍋に大根の茹で汁(カップ1/2)、ほうれん草のつけだし(カップ1/2)、粗塩(1つまみ)、酒(大さじ2)を入れて強火にかけて一煮立ちさせます。
- 火を止めて鍋の中身を箸でかき混ぜながら水溶き片栗粉を加えて、中火に1分間ほどかけて火を止めます。器に4を盛り付けだしあんをかけます。
- ごぼうみそを大さじ1、昆布だし(大さじ1)を加えて混ぜて4の大根にのせ柚子の皮(適量)を散らし完成です。
感想
シンプルだけどとても美味しそうなふろふき大根ですね。素材の味をとても上手に活かしています。ひき肉に見えますが、ごぼうみそがのせてあります。