日本人の9割が間違っているという、最高に美味しい「お米の食べ方」。そこで明日からすぐにお米を最高に美味しく食べられる方法をTBS「ジョブチューン」で紹介してくれました。
教えてくれたのは、創業80年を超えるお米屋さん「スズノブ」の五ツ星お米マイスター西島さんです。今回はなんと5段階に分けて細かく教えてくれました。
①美味しいお米の見分け方、②正しいお米の研ぎ方、③正しいお米の炊き方、④正しい保存方法、⑤好みのお米の選び方、の5つです。まずは「お米の見分け方」から。
目次
美味しいお米の見分け方
まず2017年の新米は、天候があまりよくなかったということで新米のデキはあまり良くないそうです。そこで、お米の袋の小窓から見える、お米の状態をしっかりと見て確かめることがより重要となります。
そして、お米の見分け方のポイントは4つあります。
ポイント①「お米の大きさが揃っているものを選ぶ」
小さいお米が混ざっているものがありますが、それは乾燥して割れたものになります。こういった小さいお米が混ざっている場合は産地の選別が悪く、低品質で美味しくない可能性が高いそうです。
なのでなるべく「お米の粒の大きさが揃っているものを選ぶ」のが大事なポイントです。
ポイント②「白いお米が混ざっていないものを選ぶ」
白いお米は未成熟米で、十分に生育していないものだそうです。この未成熟米が多く混ざっていると炊いたときにベタベタになってしまって美味しくないのです。
天候があまり良くなかった年は特に多いということなので、特に注意してチェックしましょう。
ポイント③「精米年月日が最も新しいものを選ぶ」
お米の袋に記載されている「精米年月日」ですが、これが最も新しい日付のものを選びます。
お米は精米直後が最も美味しく、時間が経つほど味が落ちていってしまうので「精米してから2週間以内のものを選ぶ」のが大事なポイントとなります。
ポイント④「販売開始から3年以内の新品種を選ぶ」
値段の高いブランド米が美味しいのか?という永遠の疑問があります。お米の値段は買う時の判断基準として常に気になるポイントとなりますが、当然と言えば当然ですが「高ければ美味しいとは限らない」です。「むしろ昔から出ている有名なブランドほど美味しくない可能性があったりする」とのことでした。
なんとブランド米を名乗って偽装したり、低品質のもの出したりする場合が増えているんだそうです。なので、3年以内の新品種のものを選ぶのがオススメです。「絶対当たりがありますね」ということですよ。
新品種は10年以上の研究を重ね、地元の選りすぐりの農家がつくって販売にこぎつけるので、美味しいことが多いんだそうですよ。なるほどですね。
販売から3年以内の新品種のお米
そこでこの3年以内に販売が開始された新品種のお米をピックアップしてみました。
青森県「青天の霹靂」
2015年10月に販売開始をされた新品種です。粘りとキレのバランスが良く、粒がやや大きめのしっかりとしたお米です。3年連続で特Aランクを取得しているということからも、間違いのなさそうな品種と言えそうです。
新潟県「新之助」
お米と言えば新潟ですが、その新潟が7年かけて作り上げた新ブランドがこの新之助です。大粒で美しいツヤがあり、コクと甘みのある新しい新潟のお米です。
岩手県「金色の風」
独自のゲノム解析技術を使って「ひとめぼれ」の中から美味しい遺伝子をもつ桂頭を特定して作ったという岩手県の新品種のお米です。粘りと柔らかさ、そして甘みのバランスが良いのが特徴です。
石川県「ひゃくまん穀」
一粒が大きくてボリュームがあり、甘みがあって食べ応えのある石川県の新しいブランド米です。
五ツ星お米マイスターの美味しいお米の食べ方
- 美味しいお米の見分け方(このページです)
- 正しいお米の研ぎ方
- 正しいお米の炊き方
- 正しい保存方法
- 好みのお米の選び方