日本人の9割が間違っているという、最高に美味しい「お米の食べ方」。そこで明日からすぐにお米を最高に美味しく食べられる方法をTBS「ジョブチューン」で紹介してくれました。
教えてくれたのは、創業80年を超えるお米屋さん「スズノブ」の五ツ星お米マイスター西島さんです。今回はなんと5段階に分けて細かく教えてくれました。
①美味しいお米の見分け方、②正しいお米の研ぎ方、③正しいお米の炊き方、④正しい保存方法、⑤好みのお米の選び方、の5つです。それでは「正しいお米の研ぎ方」です。
目次
正しいお米の研ぎ方のポイント
今まであまり気にしたことはなかったですが、まずは「何に入れて研ぐと良いのか」というところから始まります。
ポイント①「お米はボウルに入れて研ぐ」
炊飯釜、ザル、ボウルという三択問題を出されましたが、正解は「ボウル」でした。
お米は硬いので炊飯釜だとキズが付いてしまいます。炊飯釜はコーティングされているので、そのコーティングが取れてしまうのでNGです。
またザルで研ぐと、今度は逆に「お米が傷ついて割れてしまいやすく」なるのでNGです。そして均等に素早く研ぎたいので「浅くて口の広いボウルを使う」のがベストとなります。
ポイント②「最初にミネラルウォーターですすぐ」
最初はお米は乾燥した状態ですが、乾燥しているお米は水を吸収しやすい状態となっています。そこで最初に「ミネラルウォーターや浄水した水を使う」のがポイントです。
ただし使うのは最初だけで大丈夫で、以降は水道水を使います。
ポイント③「2回目は水道水ですすぐ」
2回目以降は水道水を使ってOKです。手早くかるくすすぐのがポイントで、時間をかけると汚れた水をお米が吸ってしまいます。
先程のミネラルウォーターで1回すすぎ、水道水でもう1回すすぐので、合計2回すすぎます。
ポイント④「90秒以内に20回研ぎ2回すすぎ、10回研ぎ2回すすぐ」
ボールを持つ感じ(野球のボールをわしづかみにするイメージ)に指を広げ、お米に指をさしこみます。そしてここから研いでいきますが、最も欲しいのは「スピードと摩擦」です。
水を捨てた状態で20回研ぎます。研ぎ終わったら水道水で2回すすぎ、再び10回みがくように研ぎます。さらに水道水で2回すすいで終わります。
またこれらの工程をすべて「90秒以内で研ぐ」のもポイントです。
ポイント⑤「お米はすすぎすぎない」
また、水が白くにごらなくならないまですすいでしまうと、でん粉が抜けすぎて粘りのないお米になってしまうので要注意です。
正しいお米の研ぎ方まとめ
以上のポイントを踏まえて、正しいお米の研ぎ方をまとめます。
- ボウルにお米を入れます。
- ミネラルウォーターをお米が浸るまで入れたら、手でかるく素早くかき混ぜ、すぐに水を捨ててすすぎます。
- 次に水道水を入れ、手でかるく素早くかき混ぜ、すぐに水を捨ててすすぎます。
- ボールを持つ感じ(野球のボールをわしづかみにするイメージ)に指を広げ、お米に指をさしこみ20回研ぎます。ここから90秒以内に全てを終わらせるのでスピードアップ!
- 水道水でお米を2回すすぎます。
- お米をみがくように10回研ぎます。
- 水道水でお米を2回すすげば完了!※すすぎすぎないように注意です。
以上になります。お米を研ぐ時の指の形は参考になりますね。またスピードが大事ということも分かったので、これからは素早く研ぎたいと思います。
五ツ星お米マイスターの美味しいお米の食べ方
- 美味しいお米の見分け方
- 正しいお米の研ぎ方(このページです)
- 正しいお米の炊き方
- 正しい保存方法
- 好みのお米の選び方