12月18日のグレーテルのかまどは「ティファニーで朝食を」の作者である小説家のトルーマン・カポーティの南部アメリカのクリスマスフルーツケーキ作りの思い出を探ります。
カポーティの幼い日のケーキ作りの記憶をつづった短編が「クリスマスの思い出」だそうですよ。
目次
カポーティのクリスマスフルーツケーキの材料
<ドライフルーツ>
※総量で約250gのドライフルーツが必要です。
- カリフォルニアレーズン(70g)
- サルタナレーズン(40g)
- パインスライス(25g)※シロップ煮缶詰のもの。
- オレンジピール(40g)
- レモンピール(25g)※なければ他のドライフルーツを増やします。
- ドライジンジャーの砂糖漬けスライス(25g)※なければ他のドライフルーツを増やします。
- ドレンチェリー赤(25g)※なければ他のドライフルーツを増やします。
- グレープジュース(30g)※果汁100%のもの。
<バター生地>
- バター(125g)
- きび糖またはブラウンシュガー(125g)
- 卵(125g)※M玉
- 塩(2.5g)
- 小麦粉または薄力粉(150g)
- ベーキングパウダー(2.5g)
- オールスパイスパウダー(小さじ1/3)
- シナモンパウダー(小さじ1/3)
- クローブパウダー(小さじ1/6)
- ナツメグパウダー(小さじ1/6)
- 生地用ピーカンナッツ(ハーフ60g)※生のもの
- 表面の飾り用ピーカンナッツ(ハーフ12粒)※生のもの
<仕上げ>
- ウィスキー(50ml)
- 粉砂糖(30g)
カポーティのクリスマスフルーツケーキの作り方
<準備>
- 小麦粉とベーキングパウダー、香辛料をよく混ぜ合わせ、ふるっておきます。
- レーズン類を熱湯でさっとゆで、しっかりと水気を切っておきます。
- オレンジピール、レモンピール、ドライジンジャー、ドレンチェリーを水で洗い、表面の シロップや砂糖を洗い流して水気を切っておきます
- パウンド型にバター(分量外)を薄く塗り、型の形に切ったオーブン用の紙を貼り付けておきます
- オーブンを170℃に温めておきます。
<ドライフルーツとナッツ類の準備>
- 生地に混ぜるピーカンナッツは、170℃のオーブンで中が薄く茶色に色づくまでローストします。※だいたい20分程度。割って中の色を見て調整します。
- ローストした生地用のピーカンナッツは粗く刻んでおきます。
- 飾り用のピーカンナッツ12粒を水に浸しておきます。
- オレンジピール、レモンピール、ドライジンジャーは5mm角、ドレンチェリーは2分の1に切ります。
- パインスライスのシロップをよくきって5mm角に切ります。
- 4と5のフルーツ、レーズンをボウルに入れ、グレープジュースを加えてよく混ぜます。
<バター生地を作る>
- ボウルにやわらかくしたバター、きび糖(ブラウンシュガー)、塩を入れ、泡だて器で白っぽくなるまでよくすり混ぜます。
- 卵を人肌に温め、溶きほぐし、少しずつ加えさらに よく混ぜます。
- 事前に準備した粉類を入れ、粉けが無くなるまでへらでよく混ぜます。
- さらにピーカンナッツ、ドライフルーツ類を加え、へらでよく混ぜ合わせます。
- 生地を準備した型に入れ、台の上に軽く打ちつけて表面を平らに整えます。
- 表面に飾り用のピーカンナッツを並べる。膨らんだときに取れないよう、しっかり押し込みます。
- 170℃に温めたオーブンで30分程度焼き、表面が薄く色づいて膜がはったら、水でぬらしたナイフで中央に型の端から端まで切り込みを入れます。
- さらに同じ温度で30分程度焼きます。もう一度中央の3分の1程度に切り込みを入れておきます。※熱を通し、この部分からきれいに盛り上がるようにするため。
- 温度を160℃に落として20分程度焼きます。切り込みを入れた中央部分に焼き色が付いていれば焼き上がりの目安です。
- 焼き上がったフルーツケーキを網の上などに型から出し、側面のオーブン用の紙をはがします。
- 上面、側面、底面に、はけでウイスキーを塗って染み込ませる。熱いうちに塗ればアルコールが蒸発し、香りが残ります。
- 粗熱が取れたらラップなどで包み、乾燥させないようにして冷まします。
<仕上げ>
- 粉砂糖で表面を飾ります。
- 適当な大きさにカットすれば出来上がりです。