8月20日のグレーテルのかまどでは、絶世の美女と謳われる楊貴妃の愛した「杏仁豆腐」を作りました。
杏仁豆腐はもともと「肺と腸を潤す」薬で苦味の強い杏仁(杏の種の中心部分)を、ミルクや水あめなどで飲みやすくしようとして生まれたスイーツです。ライチや「ゴジベリー」と呼ばれるクコの実を合わせ、楊貴妃にふさわしいゴージャスな杏仁豆腐に挑戦です!
楊貴妃の杏仁豆腐の材料
200ccのカップ 4個分
<杏仁豆腐>
- 杏仁(南杏) 16g
- 杏仁(北杏) 8g
- 杏仁は「シンレン」(またはキョウニン)という呼び名で中国料理の食材店などで販売されています。 南杏だけでも作れますが、その場合香りが穏やかになります。また、杏仁を粉末にした「杏仁霜(キョウニンソウ)」 でも代用可能。
- 水 100ml
- グラニュー糖 30g 上白糖でも可
- 牛乳 160g
- 生クリーム 80g
- 板ゼラチン 5g
<ライチプリン>
- ライチ 6個 冷凍のものでも可
- グラニュー糖 7.5g
- 牛乳 35g
- 生クリーム 10g
- 板ゼラチン 1.5g
- レモン汁 小さじ1/3
<きんもくせいソース>
- 水 75ml
- きんもくせいの花茶 1g
- グラニュー糖 25g 上白糖でも可
- 塩 ひとつまみ(0.5g)
- きんもくせい酒 25ml
- レモン汁 小さじ1/2
<飾り>
- ライチ 2個 冷凍のものでも可
- クコの実 8粒 シロップにつけてもどす
楊貴妃の杏仁豆腐の作り方
<準備>
- 杏仁は分量の水(100ml) に一晩つけておく
- クコの実はシロップ(砂糖1を水3で煮溶かして冷ましたもの)につけておく
- 板ゼラチンは氷水につけてもどしておく(10分)
<作り方>
- 杏仁はつけていた水ごとミキサーにかけて、さらしでこす。100gになるように水(分量外)で調整する。
- 鍋に1、グラニュー糖、牛乳、生クリームを入れて、中火で沸騰直前まで温める。(湯気がたつまで)
- 火を止めて、戻したゼラチンを加えて混ぜ、完全に溶かす。 ボウルに移し、氷水にあてて混ぜながら冷ます。
- 薄くとろみがついたら器に入れる。 冷蔵庫に入れて冷やし固める。(1時間)
- ライチの皮にある筋に添って包丁で切り込みを入れて、 皮をむき、実を半分に割って種をとる。
- ライチの実をミキサーにかけて、さらしでこす。 70gになるように水(分量外)で調整する。
- 鍋に6、グラニュー糖、牛乳、生クリームを入れて、 中火で沸騰直前まで温める。(湯気がたつまで)
- 火を止めて、戻したゼラチンを加えて混ぜ、完全に溶かす。 ボウルに移し、氷水にあてて泡立てながら冷ます。
- 薄くとろみがついたら 、レモン汁を加えて混ぜ、ステップ4の上から流し入れる。冷蔵庫に入れて冷やし固める。(1時間)
- 鍋にお湯を沸かし、きんもくせいの花茶を入れる。 色が出てくればグラニュー糖、塩、きんもくせい酒を 加え、中火で煮詰めていく。
- 煮詰まって、薄くとろみがついたら火を止めてボウルに移 し、氷水にあてて冷ます。 レモン汁を加え、冷蔵庫に入れておく。
- 9が固まれば、中央にライチをのせてソースをかけ、クコの実を飾れば出来上がりです。