12月26日(月)のきょうの料理は、これまで「きょうの料理」で紹介したおせち料理の中から人気のレシピを紹介します。
1品めは、語り口調が人気の「土井善晴先生」の「黒豆」。豆の味わいを残しながらもシワを寄せずにふっくらと。どの家庭でも上手に煮えるようにと考え抜かれた珠玉のレシピです。
煮て、味を含ませ、食べる当日まで3日はかかります。黒豆を煮るときに「さびくぎ」を入れますが、酸化鉄が発色を良くし、色味を安定させる役割があるんですよ。
黒豆の材料(作りやすい分量)
- 黒豆(300g)・・乾燥
- さびくぎ(約10本)・・あれば 鉄製の鍋で煮たり専用の鉄材を加えるなどしても良い。
煮汁
- 水(カップ10 カップ1/2)
- 砂糖(250g)
- しょうゆ(カップ1/4)
- 塩(大さじ1/2)
- 重曹(小さじ1/2)
黒豆の作り方
- 1日目:黒豆は洗って水気を切ります。
- 蓋つきの鍋に煮汁の水(カップ10)を入れて火にかけます。
- 煮立ったら火からおろし、熱いうちに砂糖(250g)、しょうゆ(カップ1/4)、塩(大さじ1/2)、重曹(小さじ1/2)とさびくぎ、黒豆を入れて一晩置いて豆を戻します。
- 2日目:2の鍋を火にかけて煮立ったらアクを丁寧に除きます。水(カップ1/2)を差水で加え再び煮立ててアクを除きます。これを2〜3回繰り返します。
- 落としぶたと鍋の蓋をして、ごく弱火にして約8時間にます。豆が煮汁から出ないように煮詰まってきたら適宜湯を足します。
- 豆が柔らかくなり、煮汁がひたひたより少し多めくらいまで減ったら火を止めます。
- さびくぎを取り出し、そのまま冷まして味を含ませます。
- 食べる分だけざるにあげて汁を切り、器に入れます。空気に触れると色がより黒々します。※煮汁がかぶる状態で容器に入れ、冷蔵庫で5日間ほど保存が可能です。
感想
黒豆はおせちの中でも特に好きですが、普段から食卓に並べることがある品でもあります。さびくぎを入れるなんて初めて知りました。まさに目からウロコですね!