7月14日(火)の「きょうの料理」は、「夏のひんやりケーキ」のレシピを菓子料理研究家の「なかしましほ」さんと「ムラヨシマサユキ」さんが手紙のやりとりをしながら自慢の一品を紹介します。
「パイナップルのケーキ」は、焼き菓子の王道パウンドケーキにパイナップルのシロップをたっぷりと染み込ませて、冷蔵庫で冷やしていただく夏にぴったりのケーキです。
パイナップルのケーキの材料(上部直径15cm×下部直径12cm・深さ5cmの丸型1台分)
- バター(60g)・・食塩不使用
- グラニュー糖(50g)
- アーモンドパウダー(20g)
- 卵黄(2個分)
- 卵白(1個分)
- 塩(ひとつまみ)
- 薄力粉(50g)
- パイナップル(正味150g)
シロップ
- 水(カップ1/2)
- グラニュー糖(大さじ1〜2)
- ココナッツリキュール(大さじ1)・・またはレモン汁
下準備
- バター(60g)は室温にしておく。
- アーモンドパウダー(20g)は塊があればフォークで潰します。
- 卵黄(2個分)は室温に戻します。
- 卵白(1個)はボウルに入れ冷凍庫で表面が少し凍るまで冷やします。
- 薄力粉(50g)はふるっておきます。
- 型に薄く分量外の無塩バター(適量)を塗り、冷凍庫に入れておきます。
- オーブンは170度に温めておきます。
パイナップルケーキの作り方
- パイナップル(150g)は4〜5cm角に切り、シロップと一緒に小鍋に入れ中火にかけます。グラニュー糖が溶けて沸いてきたら弱火にして2〜3分間煮込みます。パイナップルが少し半透明になってきたら火からおろし、蓋をしてそのまま完全に冷まします。
- パイナップルを取り出して、汁気をきります。80gは1cm角に切り、残りは飾り用に2〜3mm厚さの薄切りにします。煮汁のシロップはとっておきます。
- ボウルにバター、グラニュー糖(50g)大さじ2を入れ、泡立て器で白っぽくなるまで混ぜます。卵黄(2個)、アーモンドパウダー(20g)を加えて、ふんわりとするまで2分間混ぜ続けます。
- 卵白(1個)のボウルに塩(ひとつまみ)と残りのグラニュー糖の半量を加えてハンドミキサーを低速にして卵白のこしを切ります。ハンドミキサーを高速に切り替えて、キメの細かいメレンゲを泡立てていきます。卵白がモコモコと泡立ってきたら残りのグラニュー糖を加えて混ぜ、さらに泡立てます。ツヤが出てツノがピンと立つまで泡立てます。
- 4のメレンゲの1/3量を3のボウルに入れ、ゴムベラで混ぜ合わせます。メレンゲがムラなく混ざったら薄力粉(50g)と2の角切りのパイナップルを加えて粉っぽさがなくなるまで底から生地をを返すように混ぜます。残りのメレンゲを加えて混ぜ、メレンゲが見えなくなってきたら生地にツヤが出るまでさらに20〜30回混ぜます。
- 冷やした型に分量外の薄力粉を薄くはたきます。型の上下を返して台に打ち付けて余分な粉を落とします。5の生地を入れ、ゴムベラで中央をへこませて表面を整えます。縁の外についた生地をぬぐい取り、170度に温めたオーブンで30〜35分間焼きます。竹串で中央をさし、生焼けの生地がついてこなければOKです。
- オーブンから取り出してすぐに型に入れたまま、2のシロップの1/3量を刷毛で染み込ませます。ケーキの表面にオーブン用の紙を当てて皿をかぶせ、ひっくり返して型から外します。残りのシロップをケーキの表面と側面に染み込ませてそのまま冷まします。
- 粗熱が取れたら、ふんわりとラップをかけて冷蔵庫でよく冷やします。食べる直前に飾り用のパイナップルをのせます。冷たいまま包丁で食べやすく切り分けいただきます。
感想
とっても美味しそうですね。パイナップルタルトは作ったことがありますが、パウンドは作ったことがないのでぜひ作ってみます。