9月14日(月)の「グレーテルのかまど」は、明治、近代文学の創世記、注目を集めた「たけくらべ」の筆者「樋口一葉」の作品にも登場する「駄菓子」の魅力をひもときます。
一葉は、遊郭の街で暮らす子どもたちの日常と淡い初恋を描いたこの作品に登場するの駄菓子屋を通してお菓子を求めにやって来る、無邪気な子どもたちが子どもの時から逃れることのできない社会の不条理な仕組みを目の当たりにします。樋口一葉の駄菓子から、「寒天ゼリー」のレシピです。
樋口一葉の寒天ゼリーの材料
角トヨ型 36cm×4.5cm×高さ約2.4cm分 1色分の量
- 粉末寒天 6g
- 水① 200ml
- 水② 100ml
- グラニュー糖 250g
- 水あめ 250g
- 色素 各色適量 青は2滴 赤は3滴ほど
樋口一葉の寒天ゼリーの作り方
- 鍋に水①を入れ、粉末寒天を入れる。先に水を入れることで、寒天が鍋底について焦げるのを防ぎます。
※あらかじめ鍋の重さをはかっておく - 表面に浮いたり、鍋のふちについた寒天を沈めるようにしながら水②を加え、中火にかける。
※中火にするのは、寒天が溶ける前に煮詰まるのを防ぐため - 焦げるのを避けるため、へらでゆっくりかき回し、寒天が底に沈まないようにしながら煮溶かす。勢いよくかき回すと、へらや鍋に寒天が付着して溶けなくなるので注意。
- 沸騰したら、へらですくって寒天が全て溶けたか確認し、それから砂糖を加えて煮溶かす。
※溶けきる前に砂糖を加えると、寒天がそれ以上溶けなくなる - 370gまで煮詰めたら火を止め、別に沸騰寸前まで加熱 しておいた水あめを加え、軽く混ぜる。
※加熱することで混ざりやすくなる。混ぜすぎると寒天の固まりが悪くなるので注意 - 色素を加え、着色する。色素がむらなく混ざるようであれば、水あめも完全に混ざっています。
- 底にビニールシートを敷いた型に流し込む。
※別の型でも構いませんが、表面積の広いものは不向きです - 固まったら、しっかりと絞った濡れ布巾の上に取り出し、2~3cm角の食べやすい大きさに切る。
※流し込んだ表面の部分はべたつくので切り落とす - 粉末オブラートをまぶして仕上げる。できるだけ乾燥した場所で丸一日ほど放置して、表面を自然乾燥させる。
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