今週の「きょうの料理」は、料理研究家の「松田美智子」さんが初夏の保存食レシピを3日間に渡り紹介してくれます。6月7日(水)は「梅」。梅ジュースには南高梅をカリカリ梅には身のしまった青梅を使用します。どちらも大粒で香りがよくみずみずしいものを選びましょう。
「梅ジュース」は梅の自然な酸味が時間をかけて溶け出した香り高いジュース。ゆっくりと時間をかけて出来上がるの待つ喜びも楽しめます。
梅ジュースの材料(2リットル瓶1本分)
- 南高梅(1.2kg)
- 砂糖(100g)
合わせ砂糖
- 氷砂糖(500g)
- 砂糖(400g)
梅ジュースの作り方
- 梅(1.2kg)を一晩水につけてアクを抜きます。完熟の場合は短い時間でいいです。
- 梅を紙タオルで押さえて水気を取り、竹串で梅のヘタを取ります。200g分はジッパー付きの保存袋に入れて冷凍します。
- 密閉できる清潔な容器に合わせ砂糖の氷砂糖を適量入れ、梅をひと並べして合わせ砂糖の砂糖適量を加えます。これを繰り返し、最後は氷砂糖で終わるように詰めます。
- 3の瓶を直射日光を避けて涼しい場所におき、3日〜1週間経って氷砂糖が溶けてきたら、2の冷凍梅を加えます。
- 瓶の蓋を毎日開けて、清潔な箸やスパチュラなどで上下を返し、満遍なくシロップに浸るようにします。2週間後ほぼ氷砂糖が溶けたところで味見をして、砂糖100gを加えるかどうか決めます。
- 6ヶ月経ち、シロップがすっかりと透明になって梅が沈んだら飲み頃です。
- 常温で約1年保存可能です。
感想
梅ジュースでウーロン茶煮が作れます。梅ジュースの梅10個を鍋に入れウーロン茶の茶葉大さじ1、砂糖大さじ1〜2、水カップ1を加え中火でサッと煮立たせます。そのまま室温で冷まし、清潔な保存容器に移せばお茶受けにぴったりの茶梅が作れます。