今週の「きょうの料理」は料理研究家の「松田美智子」さんの「和食スタイル」。季節は次第に秋めいてくる頃、美味しい食事がたくさん出てきます。栗、キノコ、芋の旬の食材を使ったレシピを3日間にかけて紹介します。
9月13日(水)は「芋」を使ったレシピを紹介します。「里芋といかの煮物」はいかの旨味が染み込んだ里芋の定番煮物。シンプルな材料で美味しく仕上げます。
里芋といかの煮物の材料(4人分)
- 里芋(500g)
- スルメイカ(1杯)
- だし(カップ2)
- 千切り生姜(10g)
- 三温糖(適量)
- 酒(大さじ3)
- 薄口醤油(大さじ1・1/2)
里芋といかの煮物の作り方
- 里芋(500g)は傷つかないように気をつけながら目の粗いスポンジなどでこすって、流水で洗います。
- ザルに広げ入れて乾かします。※乾かすことで皮が薄く綺麗に剥けます。
- 里芋の下から上に向かって包丁で縦に皮をむきます。残った小さな汚れは紙タオルで取り除きます。
- イカ(1杯)は胴と足が繋がっている部分を外し、ワタごと足をゆっくりと引き抜きます。胴の中の軟骨を外します。胴の中を水で洗い、エンペラごと1cm幅に切ります。足についている口と目を切り離します。足は先端を切り落とし、吸盤をしごくようにして水で洗います。2本ずつ切り離し、食べやすい大きさに切り揃えます。※取り除いたワタは、塩を振ってアルミ箔で包んで魚焼きグリルで焼くと美味しくいただけます。
- 土鍋、または厚手の鍋に、だし(カップ2)、千切り生姜(10g)、里芋を入れ、強火にかけます。
- 酒(大さじ3)、三温糖(大さじ1)を加えて厚手の紙タオルをのせて蓋をします。
- 沸騰したら弱火にして、途中で味をみて三温糖(大さじ1)を加えます。
- 里芋が柔らかくなったら火を止めて、そのまま粗熱をとります。
- 再び弱火にかけて紙タオルを外し、イカの胴、足、薄口醤油(大さじ1・1/2)を加えて再び紙タオルをのせます。
- イカに火が通ったら火を止めて完成です。
感想
最後の薄口醤油を加える前に粗熱が取れるまで置いておくと、里芋の中まで味が染み込むそうですよ。ワタも調理して、イカをたっぷりと楽しめますね。