2月2日(木)のきょうの料理は、優しい語り口調が人気の「土井善晴先生」が今食べておかないともったいない旬を暮らしに取りいれて作ることも楽しむ、心も体も満足するおかずを紹介します。
2品目は「菜の花と豆腐の煮物」です。
豆腐を残雪に見せ、雪の下から新しい緑の命が芽吹く春の風情です。暖かい地方から春の苦味の菜の花が、そろそろ送られてくる頃です。春の苦味は旨味も濃いので薬になります。水で煮るだけで十分美味しくいただける一品です。
菜の花と豆腐の煮物の材料(4人分)
- 菜の花(1わ)
- 絹ごし豆腐(1丁)・・320g
- 塩(少々)
- サラダ油(大さじ1)
- 酒(大さじ2)
- 薄口醤油(大さじ1)
菜の花と豆腐の煮物の作り方
- 菜の花(1わ)は茎の下の方にある葉を摘み、食べやすい長さに切って摘んだ葉とともに水でよく洗います。
- 塩(少々)を加えた熱湯で菜の花を茹でて水に取り、水気を絞ります。
- 鍋にサラダ油(大さじ1)を中火で熱し、2を入れて炒めます。火が通ったら水(カップ1・1/2)を加えて煮立てます。
- 3に豆腐(1丁)をお玉で適当な大きさですくいながら加えます。
- 酒(大さじ2)、薄口醤油(大さじ1)を加え、豆腐が熱く馴染み少し色づくまで中火で煮ます。
- 最後に塩(少々)を加えて仕上げ完成です。※薄口醤油を使用するのは淡い春らしい色に仕上げたいからです。仕上げに塩をすることで食材の味を引き立てます。
感想
菜の花がとても春らしく、そしてなんとも温まる1品です。見た目も味もやさしく、ほっこりとします。