9月30日(水)の「きょうの料理」は月曜日から本日まで「秋野菜使い切り」レシピを紹介します。本日は「里芋」を使ったレシピを料理研究家の「杉本節子」さんが紹介してくれます。
里芋を皮ごと茹でる「蒸しゆで」は皮がむきやすくムラなく火が通せ、味が馴染みやすくなります。この「蒸しゆで里芋」で「里芋と鶏もも肉の甘辛照り煮」を作ります。
蒸しゆで里芋の作り方
- 里芋はたわしで洗って泥を綺麗に洗い流します。深めのフライパンに重ならないように並べかぶるくらいの水を注ぎ、蓋をして強めの中火にかけます。沸騰したら中火にして20〜25分間茹でます。
- 竹串がスーッと通ったらザルにあげます。里芋の大きさによって火の通りに差が出るので小さいものから確認して引き上げます。
- 約10分間置いて粗熱をとり、里芋の皮が乾いたらむきます。保存する場合は皮付きのまま保存します。皮がめくれている部分を引っ張るとツルリとむけます。
- 3の粗熱が取れたら皮付きのまま冷凍用保存袋に入れます。冷蔵庫で約1週間、冷凍庫で約3週間保存が可能です。使う時は自然解凍で。表面が溶けてきたら皮をむきそのまま煮物、汁物、和え物に使います。
里芋と鶏もも肉の甘辛照り煮の材料(2人分)
- 蒸しゆで里芋(8〜10個)
- 鶏もも肉(1枚)
- しめじ(1/2パック)
- 生姜(2かけ)
- さやいんげん(8本)・・塩茹でする
- 青ゆずの皮(適量)・・すりおろし
- 塩(少々)
- 片栗粉(小さじ2)
- コショウ(少々)
- サラダ油(小さじ2)
合わせ調味料
- 水(80ml)
- 酒(大さじ1・1/2)
- 砂糖(大さじ1・1/2)
- 醤油(大さじ1・1/3)
- みりん(小さじ2)
- 昆布(1枚)・・3cm四方
里芋と鶏もも肉の甘辛照り煮の作り方
- 生姜(2かけ)は皮付きのまま薄切りにし、しめじ(1/2パック)は石づきを除き食べやすい大きさにほぐします。鶏肉(1枚)は一口大に切り塩(少々)、コショウ(少々)をふり片栗粉(小さじ2)をまぶします。
- 深めのフライパンにサラダ油(小さじ2)を中火で熱し、鶏肉を皮側から焼きます。焼き色がついたら上下を返して全体をこんがりと焼きます。
- 強めの中火にして蒸しゆで里芋(8〜10個)と1の生姜、合わせ調味料を加えて、蓋をして7〜8分間時々煮汁をまわしかけながら煮ます。
- 蓋を外して1のしめじを加えて煮汁を飛ばすように鍋をゆすり全体に煮汁をからめます。
- 器に盛り付けて半分に切ったさやいんげん(8本)を添えお好みで青ゆずの皮(適量)を散らして完成です。
感想
里芋美味しいですね。我が家は里芋のグラタンをこの時期よく作りますが、ぜひこのレシピも作ってみます。