「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」の今週のテーマは冬の味覚「かにを味わう」です。
今週のゲストは、女優の「久保田磨希」さんです。本日2月16日(木)の料理は、カニ缶で作る「かにの南禅寺蒸し」です。
カニ缶を汁ごと使い、うま味を丸ごと引き出します。高級料亭で出されるような上品な一品を、簡単に作るレシピです。
南禅寺蒸しとは?
まずは気になる「南禅寺蒸し」とは一体何なのかというところを調べてみました。
南禅寺蒸しとは、豆腐、卵、出汁をすり混ぜたものを蒸してつくる料理のことで、もともとは精進の材料で作っていたそうです。
京都の南禅寺の辺りが豆腐の名産地であったことから、豆腐を使った料理そのものを「南禅寺~」と呼ぶそうですよ。
今回は豆腐を使った蒸し料理ということで「南禅寺蒸し」ということなんですね。それでは今日のレシピです。
かにの南禅寺蒸しの材料(2人分)
- カニ缶(1缶=120g)
- えのき茸(20g)
- 絹ごし豆腐(1/4丁=90g)
- 長芋(50g)
- 卵(1個)
- 塩(小さじ1/4)
- 薄口醤油(大さじ1/4)
- おろしショウガ(10g)
- 青ねぎ(小口切り1/2本分)
<銀あんの材料>
- だし(300ml)
- みりん(大さじ1と1/3)
- 薄口醤油(大さじ1と1/3)
- 水溶き片栗粉(適量)
かにの南禅寺蒸しの作り方
- カニ缶(1缶)の、カニに軟骨があれば取り除いておきます。
- 絹ごし豆腐(1/4丁)は、しっかりと水気を取ります。
- 長いも(50g)は半分の25g分を粗く刻み、残りの25g分はすりおろします。
- えのき茸(20g)は3cmの長さに切ります。
- ボウルに豆腐を入れてつぶし、長いもを入れ、溶き卵(1個分)を少しずつ入れて混ぜていきます。
- さらに塩(小さじ1/4)、薄口醤油(大さじ1/4)、えのき茸、カニを汁ごと入れて混ぜ合わせ、器に入れて、蒸気の上がった蒸し器で弱火で15分蒸します。
- お鍋に出汁(300ml)、みりん(大さじ1と1/3)、薄口醤油(大さじ1と1/3)を入れて煮立て、水溶き片栗粉(適量)を入れてとろみをつけ、銀あんを作ります。
- 6に7の銀あんをかけ、おろしショウガ(10g)と青ねぎの小口切り(1/2本分)をのせれば出来上がりです。
感想
とってもふわふわで柔らかい仕上がりで、お吸い物を飲んでいるかのような食感だそうですよ。カニにお豆腐で、高級感が感じられるのもいいですね。
カニ缶と蒸し器があれば簡単に作れるので、ちょうど温存していたカニ缶を解放して作ってみたいと思います。
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