12月9日(月)の「グレーテルのかまど」は、イタリアのクリスマスを飾る、その名も“黄金のパン「パンドーロ」。そのまま食べたり、ツリーの形に飾り付けたりと愛され続ける伝統の味をひもときます。
イタリアではクリスマスが近づくと、お菓子屋さんの店頭を飾るのがパンドーロです。8つの角がある星のような愛らしい形のパン。最大の特徴は、バターと卵をたっぷり加え、何度も発酵を繰り返して生まれるフワフワの生地。パンドーロのため、イタリアの職人たちは特別な酵母を大切に受け継いできました。ヘンゼルは、家庭でも作れるオリジナルの「黄金のパンドーロ」を作ります。
目次
イタリアクリスマスの黄金パン!パンドーロの材料(160g×4コ分)
<パン生地A( 1日目に作る)>
- 小麦粉(強力粉) 100g
- グラニュー糖 2g
- 塩 2g
- 生イースト 2g
- 水 70g
<パン生地B(2日目に作る)>
- 小麦粉(強力粉) 250g
- グラニュー糖 35g
- 塩 5g
- スキムミルク 12g
- 生イースト 10g
- 卵黄 40g
- 水 135g
- パン生地A 50g
- バター 110g
<仕上げ>
- 粉砂糖(飾り用) 50g
- 生クリーム42% 100g
- 粉砂糖(生クリーム用) 8g
- アラザンなど飾り 適量
- フランボワーズ 適量
イタリアクリスマスの黄金パン!パンドーロの作り方
- ボウルに小麦粉、グラニュー糖、塩を入れ、泡だて器でよく混ぜます。
- 生イーストを溶いた水を入れ、手でよく混ぜ合わせます。
- 粉けがなくなり、生地がまとまったら、パン生地をポリ袋に入れ、冷蔵庫で一晩発酵させます。
- ボウルに小麦粉、グラニュ―糖、塩、スキムミルクを入れ、泡だて器でよく混ぜます。
- 生イースト、水、卵黄を加え、手で混ぜ合わせる。粉けがなくなったら、パン生地Aを入れ、混ぜ合わせます。
- 両手を大きく前後に動かして、手のひらで生地を作業台におしつけるようにこねます。
- 生地をひとつにまとめ、持ち上げて台にたたきつけ、手前に軽く引っ張ってから向こう側に返します。
- 生地の向きを90度変えます。
- 7~8の作業を繰り返し、台にたたきつけながら生地の表面がなめらかになるまでこねます。
- パン生地を一部取り、指先で伸ばし、膜が出来るのが確認出来たら(グルテン膜)、パン生地を台に広げます。
- 生地にバターを加え、一緒にちぎるようにしながら、なじませます。
- 両手を大きく前後に動かし、手のひらで生地を作業台におしつけるようにしてこねます。生地がまとまってきたら、7~8と同様に、台にたたきつけるようにこねます。
- 生地を一部取って、指先で伸ばし、薄い膜が確認出来ればこね上がりです。(10と同様)
- 生地を丸くまとめてボウルに入れ、ポリ袋で包み、冷蔵庫で一晩発酵させます。
- 一晩冷蔵庫で発酵させたパン生地を4等分(約160g)にします。
- 生地を軽く丸めて、手で少し平らになるように潰し、常温で30分程度休ませます。
- 休ませたパン生地を再度、丸め直しをして空気を抜き、パンドーロ型に入れる。きれいな形に焼き上がるよう、指で型の角の部分にしっかり生地を入れこみます。
- 30℃のオーブン(スチームあり)で1時間ほど発酵させます。
- 霧吹きで表面を濡らして、200℃のオーブンで20~25分ほど焼きます。生地の表面が焦げないよう注意しましょう。
- 型から外し、常温で冷まします。
- 焼き上がったパン生地を3cm厚程度にスライスします。約2コ分用意します。
- 徐々に小さくなるよう交互に重ね合わせてツリーの形を作ります。粉砂糖をふり、生クリームやアラザン、フランボワーズなどお好みで飾り付けをして完成です。